視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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「ラジオ深夜便」を聴く

2007-09-28 05:21:07 | 猫、猫・・・
寝るのが早いせいか(知人に言わせると早すぎ!)、午前3時前に眼が覚めてしまうことがある。そんな時、ベッドの中から手元のリモコンでテレビをつけて見ていることもあるが、番組内容がどうも寝起きのリズムと合わない。まだ眼も休めたいし、NHKの「ラジオ深夜便」のようなゆったりとした番組(?)を聴こうと思ってベッドサイドのラジオとして購入したのがコレ。


1950年代にイギリスで作られたポータブルラジオのレプリカであるが、大きなチューニングダイヤルとそのダイヤルに減速連動した針で放送局を合わせる操作が楽しい。スピーカーも大きくクラッシクも心地よく聴ける。
ベッドの中で5時近くまでボッーと聴いている。

しかし数年前まで「ラジオ深夜便」を聴くようになるなんて思いもしなかった。
それなりに歳はとるものである。

BUSH 3バンドラジオ TR82 レプリカ ブルー/クリーム(証明書付) TR82

ウェストクリーク

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さらばベルリン

2007-09-25 10:58:28 | 映画・テレビ他
観てまいりましたさらばベルリン (9/22公開)。
かっこいいジョージ・クルーニーを期待していった人は裏切られるだろうな。小生は グッドナイト&グッドラック(2005)、シリアナ(2005)しか観ていないのでそんなに違和感はない。
「面白くない」「解らない」等評判もあまりよくないが、その理由の大半は時代背景が理解できないからだろう。日本はアメリカとの戦争真っ最中で、連合軍はオリンピック作戦で日本本土上陸を計画していた頃だ。そして8月6日に広島に原爆投下。ポツダムでは戦後処理についてアメリカとソ連首脳のせめぎ合いの真っ最中。

1945/4/30
 ソ連軍によりベルリン陥落。ヒットラーのドイツ第三帝国崩壊。
 7/3頃
 アメリカ軍ベルリン到着。
 このころ映画の主人公(ジョージ・クルーニー)はポツダム会談取材のためベルリンに入る。
 7/17-8/2
 ポツダム会談

イントロでソ連軍に破壊つくされたベルリン市街とナチスドイツに勝利したソ連兵の顔、そして2ヶ月遅れでベルリンに到着したアメリカ軍の焦りの表情にタイトルがかぶる。
この映画の魅力は破壊つくされたベルリン市街とそこに暮らす市民の営みの記録映像のなかに登場人物たちが右往左往する構図だろう。
ヤルタ会談、ポツダム会談の後から始まる核兵器が世界中に溢れていた冷戦時代。その冷戦もとっくに終わった今から、グーグルアースのように過去をズームイン、アウトする面白さがある。
第2次世界大戦中に作られた映画「カサブランカ」のラストシーンとそっくり同じ構成のシーンで明かされる、女主人公の「戦争を生き伸びてしまった」ことによる罪について、現在の国際政治はどう裁くか?裁くことが出来るか?
「カサブランカ」とその制作された時代(戦中)にたいする強烈なアイロニーを感じる。

<参考図書>

舞台・ベルリン―あるドイツ日記1945~48 (単行本)
ルート アンドレーアス=フリードリヒ (著), 飯吉 光夫 (翻訳)

著者は1945年4月29日のベルリン陥落から1948年12月29日まで市民として、女性編集者として、克明に記録している。とくに7月3日のアメリカ軍がベルリンに到着してから8月16日、日本が降伏した情報を知るまでがこの映画と時期的にダブる。
「戦争に負ける」とはどういうことかへの想像力を駆り立てられる本。

月をめざした二人の科学者―アポロとスプートニクの軌跡 (中公新書)
的川 泰宣
中央公論新社

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ドイツのV2号ミサイルの開発、および生産に関る強制収容所の役割、フォン・ブラウンをはじめ開発担当者の責任問題について言及している。


冷戦の闇を生きたナチス―知られざるナチス逃亡の秘録
レーナ ギーファー,トーマス ギーファー,Rena Giefer,Thomas Giefer,斉藤 寿雄
現代書館

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ナチ・ドイツの「並はずれて優秀な頭脳」にたいするアメリカ軍のアクション、「オーバーキャスト作戦」「ペーパークリップ作戦」について言及。
731部隊の戦後の闇もこの中にある。

ロケット開発収容所―ドイツ人科学者のソ連抑留記録
クルト マグヌス,Kurt Magnus,津守 滋
サイマル出版会

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旧ソ連に囚われたロケット開発技術者の抑留記録。

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東京新聞 筆洗 より(2007年9月22日)

2007-09-23 05:19:25 | 星望★雨読
 ザ・フォーク・クルセダーズが一九六八年秋、最後のシングル曲「青年は荒野をめざす」を発表して解散した時、“団塊の世代”は、自分たちの代弁者を失うことに「悲しくてやりきれない」思いをした
▼五木寛之さん作詞、加藤和彦さん作曲の♪ひとりで行くんだ 幸せに背を向けて さらば恋人よ…の歌詞通り、荒野をめざす貧乏旅行に出かけた青年たちは、そのリュックスタイルから、“バックパッカー”と呼ばれ、世界的流行ともなる
▼だが、彼らもいつしか大学に戻り、就職もして、頭(かしら)に霜を頂いた。今や“二〇〇七年問題”の渦中にあって、あれこれ定年後や懐具合を詮索(せんさく)される身だ
▼彼岸の三連休では、国内外に足を延ばすそんな中高年カップルや団体を見かけるが、大嶋まさひろさん著『定年バックパッカー読本 団塊は、世界をめざす!』(集英社)は、昔とったリュックのショルダーで「一人旅に出よう」と勧める
▼団塊とくくられたが、一度だって塊だったことはなく、一貫して一人であり、自分が独りぼっちであることを本能的に知っていた。ならば仕事や家族からの自由を手にした今、その本能に沿って生きよ、というわけだ。リュックの詰め方から、今どき貧乏旅行のノウハウ、最新外国事情や体験談満載の親切本
▼もっとも、橋本克彦さん著『団塊の肖像 われらの戦後精神史』(NHKブックス)は最後を「せっかくの人生ではないか。初老の男たちよ、すきなだけ無為に遊び、いわれてするようなことは、何もするな」と結ぶ。こっちも魅力的ではある。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2007092202050692.html


定年バックパッカー読本―団塊は、世界をめざす!
大嶋 まさひろ
集英社

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団塊の肖像―われらの戦後精神史 (NHKブックス 1092)
橋本 克彦
日本放送出版協会

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セミナー・メモ

2007-09-22 13:40:58 | 星望★雨読
9/17
宇宙137億年の旅特別講演会「不思議な物質と生き物の世界」
※「地球を変えた生命:太陽の光をたべよう」 伊藤繁 名古屋大学大学院教授

9/19
第 15 回脳の世紀シンポジウム
電子回路で作る人工ニューロン 東京大学生産技術研究所 准教授 河野崇

9/21
地球環境の心臓 赤道大気の鼓動を聴く
文部科学省科学研究費補助金(特定領域研究)「赤道大気上下結合」
※ インド洋に現れる大気海洋相互作用と地球環境のかかわり 山形俊男(東京大学理学研究科)
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購入してしまいました。

2007-09-21 17:37:59 | 星望★雨読


さすがに天賞堂のは手が出せなかったけど、スウェーデン鉄道のカップ&サーバーセットです。
コメント (1)
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