視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
TwitterID @seibou_udoku

4月、5月、6月の「星と風のサロン」

2009-03-31 09:13:34 | アスメン・星と風のサロン
国立天文台のホームページに予定がでました。下記サイトをご覧ください。
http://www.nao.ac.jp/info/hoshicafe/salon.html

星と風のサロンで小生が企画にかかわっているのは第4週(アスメンの夕べ)です。

これからのアスメンの夕べは
4月23日(木)18;30~20:30
  タイトル:「G.W. 初夏の星空を楽しむ双眼鏡の選び方~アスメン双眼鏡教室~」
  お話し:アスメン (AStronomy pub MEMber) 有志
5月28日(木)18:30~20:30
  タイトル:「[宇宙の大発電所]、簡単で難しいパルサー(中性子星)の謎は解けるか?
   ~パルサー(中性子星)発見の予言から、最新の研究成果まで~」
  お話し:和田智秀さん(国立天文台)
6月25日(木)18:30~20:30
  タイトル:「7月22日、皆既日食にはならないけど、三鷹で日食を楽しむ法
  ~いまさら聞けない日食の謎から、三鷹近郊で楽しむ日食イベント情報まで~」
  お話し:永井智哉さん(国立天文台)他

7月23日(木)まだ決まっていません(焦)
8月は夏休みのためサロンはお休みとなります。
9月以降未定、皆さんアイデアください。

アスメンの夕べ、
三鷹ネットワーク大学アストロノミーパブ常連(アスメン)の三鷹市在住、在勤、在学、在活のかたの協力を得て、宇宙や天文そして地学をキーワードにした「ひとりぽっちの天文ファンを繋ぐ」コミュニティの場として企画しました。
専門家のお話を聞くだけでなく、アスメン仲間の独自の企画も盛り込んでいっています。

アスメン(AStronomy pub MEMber) 、
アストロノミーパブ常連のMHさん(20代の女性)が立ち上げたアストロノミーパブファンのための勝手掲示板の名称です。
その掲示板に集う仲間が、個人個人の立場で「この指とまれ!」スタイルで講演会を聴きに行く仲間を集ったり、星空観望会を企画実施してきました。
アスメンは組織ではないので大きなことはできませんが、"ユルい人間関係"が居心地よいコミュニティの場として維持していければと願っています。
そのアスメンが企画する(アスメンの夕べ)も同様な空間になっていければと思います。

3月26日の星と風のサロンの様子。スピーカーのYASUSAさんもアスメンです。
実施状況はアスメン掲示板の報告をご覧ください。http://6246.teacup.com/asmem/bbs/1400



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トルコ調査研究会

2009-03-29 09:23:38 | 西アジア・中央アジア
28日、(財)中近東文化センター付属アナトリア考古学研究所の年次報告会にいってきました。

報告内容:
第23次カマン・カレホユック発掘調査
 大村 幸弘 (中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所)
ビュクリュカレにおける考古学的予備調査(2008年)
 大村 幸弘/松村 公仁(中近東文化センター附属アナトリア考古学研究所) 熊谷 和博(筑波大学)
招待講演
ヘレニズム時代の王都ペルガモンとその港湾都市エライア:ドイツ考古学研究所の新たな調査
 フェーリクス・ピルソン(イスタンブル・ドイツ考古学研究所)

小生の目的は招待講演だったのですが、3月26日朝日新聞で発表された「世界最古の鉄器、トルコで発見 ヒッタイト起源説覆す」の記事のせいか(?)会場は満杯でした。

中近東文化センターは24年間にわたってトルコ、アナトリア高原のカマン・カレホユック遺跡で発掘調査を行っています。
主たる目的はアナトリアにおける文化編年を確立すること。特に編年上の空白時代である古ヒッタイト時代の編年を確立すること。
表土近くの14c~17cのオスマントルコ時代から7500~5500BCまでの新石器時代までの文化編年を、日本独自の発掘調査によって構築することによって、やっと欧米の借り物でない編年表にもとずく古代アナトリア研究が可能になり、欧米のアナトリア研究にたいして初めて正面から議論をすることが出来る立場になると常々大村先生は語っておられます。
でも文化編年表が完成するのはさらに10年以上の地味な発掘調査が必要となるようです。
今回の最古の鉄器の発見研究も、この日本独自の文化編年表が構築するまでは欧米の考古学会ではなかなかとりあげられないかもしれません。
大村先生が今回も報告されていましたが、24年間の発掘調査で築いていった現地の作業員への考古学教育、そして次世代の現地の子供達への考古学教育の話は、いつも頭が下がる思いで聞いています。
21世紀の日本が次世代の世界の子供達をどう育てるかのひとつの例証になると思います。
日本のODAプロジェクトによるカマン考古学博物館も来年7月に現地にオープンとのこと。
一度は訪ねてみたいと思っています。
写真は報告会場で売られていたキャップ。ほかにTシャツなども売られていました。

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21年度放送大学授業

2009-03-28 07:52:35 | 放送大学
放送大学から4月から受講する講座5科目の教科書が送られてきた。
先学期は4科目受講して2科目を捨てるという悲惨な状況。
今期は専門科目ばかりなので、しっかり予習、放送授業受講、復習をして単位取得をせねばと決意を新たにするが、サーテどうなることやら。
当分は放送大学授業中心の生活にシフトするつもり。
でも4月の京都、6月の大阪の面接授業が抽選で当選したのは楽しみだ。
面接授業に合わせてまた小旅行の計画をたてよう(笑)。

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国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009 シンポジウム

2009-03-25 05:32:42 | 天文関係

3月22日、23日と国立天文台で開催された国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009高臨場感科学映像国際シンポジウム(実行委員会主催コアプログラム)を覗いてきました。
参加していたなんてとても言えません。初日は時差ぼけが未だ取れず見事遅刻。2日目は午後体調不良で引き上げてきてしまいました。
そしてもっと問題な点。すべてのプレゼンが通訳なしの英語トークだったのです??・・?!
旧職業の関係からある程度の専門用語は解るものの、トークはほとんど解りません。もっぱらパワーポイント画面を読んでるのみ(悲)!
マアー、日本人の方の英語トークはなんとなーく解りましたが。

実は国立天文台と三鷹市のコラボによる宇宙映像利用による科学文化形成ユニット・科学映像クリエータ養成コース第1期生の知人の作品を視たかったからです。
数名のグループ製作で5,6分の作品ですが、4D(立体)ドーム映像として、国立天文台の4D2Uシアターで上映されました。
知人の作品は、知人が本業で研究開発しているスバル望遠鏡搭載測定器への思い入れが強い作品でした。チョッとマニアックかなア!?
MayaやAfterEfectそしてPremie等の一般的CG製作ソフトや映像加工編集ソフトを使って、立体視ドーム映像を6ヶ月間という短い授業時間でよく作ったな!というのが素直な感想です。
ホント!指導された先生、大変だったろうなと思います。

二日目はニューヨークのアメリカ自然史博物館・ヘイデン・プラネタリウム宇宙シアターの作品を作られているCarter Emmert氏のプレゼンを視るのが目的でした。
写真の長髪のミュージシャンのような風貌の方です。
彼の業績を知ったことで、ドーム映像の業界に足を入れた若者も多いと聞きます。
プレゼンの内容はあまりよく解りませんでしたが、彼のカリスマ性は充分伝わってきました。
デジタルドームシアター、世界に300箇所くらいあるそうですが、上映コンテンツは60本くらいだそうです。まだまだ採算ベースに乗るコンテンツビジネスとはいかないようですね。特に日本の場合は大変そう・・・?

Carter Emmert氏の最新作のプレゼンです。画像が丸いのはドームを下から観ている位置の映像のためです。


Carter Emmert氏のプレゼンに掲示された

見ることは・・・・

  理解することの一部

というフレーズが妙に印象に残っています。

P.S. シンポジウム運営スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

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「星と風のサロン」3月26日(木:18:30~20:30)は

2009-03-23 05:29:05 | アスメン・星と風のサロン
「21世紀のエネルギー、メタンハイドレード(固体メタン)を掘る!」
~地球地下深く生成されるメタンハイドレードとは何か?から、
その生産法までを、実際にカナダ北極圏で産出試験をされていた技術者に語っていただきます~

メタンハイドレードは、メタンガスと水が結びついた固体状の物質で、日本の周辺海域の海底深くに存在が確認されており、石油に代わる国産エネルギーとして、その生産実用化に期待がかかっています。

お話をしていただく安田優人さんは、三鷹ネットワーク大学アストロノミーパブやアスメンの観望合宿で、おひげの叔父様としておなじみの方です。よくアスメン掲示板にカナダからオーロラの写真などを投稿していただいていました。
お仕事は(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC:昔の石油公団です) の、メタンハイドレート研究チームに2003年から所属され、経済産業省の委託でカナダ天然資源省との共同研究として、カナダ北西部の北極圏で、冬は昼間でも氷点下30度以下という、極寒の地だそうですが、そこでメタンハイドレードを掘るための実用化試験、生産のリーダーをなされていました。
映画「アルマゲドン」のブルース・ウイルスのようなお仕事をなされていたのでしょうか?

最先端の地球地下資源開発に携われている現場の技術者の生の言葉が聞けるめったにない機会だと思います。

星と風のカフェ
http://www2.bbweb-arena.com/hshcafe/index.htm
地図
http://www2.bbweb-arena.com/hshcafe/hoshi-cafe_011.htm

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