家の中でもベランダでも、いつもくっついていたコロクロ。今の我が家のチビーズほど激しい遊びはしませんでしたが、こんなふうにじゃれ合っていることもよくありました。
お散歩相手を迎えれば一緒に歩けるようになるかと考えていましたが、現実は厳しかったです。コロにとっての車の恐怖は、飼い主の想像をはるかに超えていたんだと思います。お散歩大好きなクロはひとりでたくさん歩いて、それとは別にコロクロでの短距離散歩(ほんの5分~10分)をしました。車の通りの少ない道を選んでも、車が横を通ったとたんにコロは恐怖のあまりリードを引っ張りすぎてひどい前傾姿勢なり、顔が地面につきそうになったり、舌がねずみ色になったりしていました。こんなに怖がっている子を無理矢理散歩に連れ出していいのかと、ずっと葛藤は続きました。
また、パニックで後退して首輪抜けしてしまい、探し回ったこともありました。発見したときは抱きしめて泣きそうになりました。(写真を撮っていないで、とりあえずまず首輪をしなくちゃいけないですよね)
ドッグランは大好きだったので、何ヶ所かのランに連れて行っていました。安心できる場所では、お外でもこんなに楽しそうな笑顔になるのに。
2歳4ヶ月のとき初めての海に連れて行きました。
海に連れて行ったときにお水が好きだとわかったので、翌月プールのあるランに連れて行きました。初めてのプールでスイスイ泳ぎ、ビックリしました。一緒にプールに入ったクロは、半分おぼれかかっているような感じでしたが。
短距離散歩をしているときも、絶対に交差点のある方に行こうとしませんでした。渡るときはブルブルガクガクのコロを抱いていました。そんなコロが、2歳半の時はじめて横断歩道を歩いて渡りました。
お散歩中はいつも神経をピリピリさせていて、人のこともどんどん苦手になっていきました。でも、唯一コロが身を預けることもできるくらい大好きなご近所さん。先日お散歩中に偶然お会いしてコロの話をしたら、お花を届けてくださいました。その方も柴ちゃんを飼っておられたのですが、そのワンコさんも2年前に虹の橋を渡ってしまいました。コロと仲良しの柴ちゃんだったので、今頃一緒に遊んでいるかもしれません。
車に対する恐怖は半端ないのですが、自宅の車は平気だったので、よく広い公園まで車に乗せていっていました。車の音が聞こえない場所では、シッポもクルリンで遊べました。
寒い季節になると、クロはいつもコロの腹枕で寝ていました。それはシニアになっても続いていました。我が家の冬の風物詩のようなものでしたが、この冬からはその姿を見ることはできなくなりました。きっとクロも淋しいだろうと思います。
1月、海に連れて行ってみました。真冬の冷たい海なのに水の中に入っていき驚きました。その後も毎年、季節を問わず海に行きましたが、大人になっても平気で真冬の海でも泳ぐほど海好きな子でした。最後の旅でも、そんな海に連れて行けて良かった。
コロの3歳のお祝いは、誕生日が1週間違いの実家のヨーキー・ジュリー(9歳)と合同でしました。