拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

今年もこの季節がやってきた/電池切れちゃやーよ

2006-07-11 21:35:03 | 活字全般
●夏になると、各出版社が主に夏休みを迎えた学生向けに「文庫本フェア」を催す。私の家の近所の本屋の一番目立つ場所には新潮社の「新潮文庫の100冊」の特設コーナーがどーんと設けられ、新潮社が「この夏ぜひぜひお読みなさい(つーかどれでもいいから買いなさい)」と推す文庫本100種類がずらりと並ぶ。全100冊のリストが載っている小冊子も平積みされている。この小冊子を手に取ることで「あぁ、夏が来たんだなぁ…」としみじみする。「読書の秋」とよく言うけれど、本が集中的に売れまくる&読まれまくる時期って今の時期だよな、はっきり言って。ちなみにこの2006年版の小冊子で一番最初のページに紹介されている本、それは我らが夏目漱石先生の『こころ』と『坊ちゃん』である。この冊子、『吾輩は主婦である』の主人公・みどりさんに見せてあげたいねー。新潮社は夏限定で、帯についているマークを二枚集めるとパンダグッズが貰えるというお手軽なキャンペーンを実施する。今年はパンダのマスコット人形らしい。貰うぜ、絶対。キャラクター物はあまり好まないタイプの私だが、新潮のパンダはどうやら特別らしい。
現在「新潮文庫の100冊」の特設サイトが催されていて、そこでは100冊全ての紹介文のほか、過去の「新潮文庫の100冊」リストを1976年まで遡って掲載している。これ結構面白いぞ。漱石先生の『こころ』は当たり前のように毎年リストアップされているが、年によっては『三四郎』や『吾輩は猫である』や『それから』も併せてリストに挙がっている。今年は『坊ちゃん』が選ばれたわけだが、せっかく『吾輩は主婦である』という昼ドラが放送されているんだから今年は『猫』をリストに入れればよかったのにニャー。
新潮社の文庫フェアコーナーの隣には、やや小さいスペースで集英社の夏の文庫フェア「ナツコミ」のコーナーがあった。毎年イメージキャラクターに若手の俳優を使う集英社。今年は蒼井優だった。イメージキャラといえば数年前に窪塚洋介が選ばれていたとき、彼の写真が沢山載った小冊子を即ゲットしたなぁ…懐かしいっす。
集英社文庫と新潮文庫がずらーっと並んでいるのを見て思ったのだが、漱石先生の作品の本のカバー絵のセンスは圧倒的に新潮社のものが良いと思う。いつか書店に行ったら見比べてほしい。その作品の素晴らしさをより引き立てるように思うのだ。新潮文庫の『吾輩は猫である』のカバー絵なんて最高ではないか。あのロイヤルな雰囲気の猫。小説の中の「猫」はあんなイメージじゃないけどさ。

●昔ある人に「携帯電話を充電すると電池の寿命を早めることになる」と忠告されたことがある。当時私はとりあえず電池の充電具合の表示が常に満タンになっていないと落ち着かず、家に帰ったら即充電していたのだが、そういう使い方はダメだと。だから最近は極力電池がカラッポになってから充電するようにしている。今朝携帯を見たら電池の残りがかなり少ないようだったが、「まぁ、一日なら…」と思いそのまま家を出た。そしたら午後、凄く微妙なタイミングで電池が切れた。もう…邪魔しないでよ電池のばかー。携帯の電池切れるとがっかりするよ。ちなみにipodの電池が切れたらがっかり通り越して動揺してしまうね。一人ぼっちの時は音楽が無いと私やばいもん。


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3 コメント

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夏読書は目標50。 (may99)
2006-07-11 21:44:30
夏はいっぱい本を読むにょん☆家にある漱石さんの『虞美人草』もいいかげん読もうと思う。

あ、けーたいから見たgooブログが変わったよ(;´д`)!
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『虞美人草』、懐かしい (たかまさ)
2006-07-11 21:56:53
『虞美人草』はとても面白いと思うんです…今でも昨年の12/22のことを思い出します。
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虞美人草 (shallow)
2006-07-12 00:14:25
>may99さん

50冊は凄いね。私は近世関連の文学・論文を20冊読むように言われてしまったからなぁ…。携帯、確かに表示変わってたね。なぜ。



>たかまささん

そういえば、去年の冬にいとーくんに『虞美人草』借りて、途中までしか読んでないのに返してしまいましたね。
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