拝啓 夏目漱石先生

自称「漱石先生の門下生(ただのファン)」による日記

STARLESS NIGHT

2008-04-25 09:03:06 | ライブ
4月23日。友人に誘われ、GLAYのライブ「HIGH COMMUNICATION TOUR」に行って来た。私は生粋のラルクファン故にGLAYは初体験。GLAY、代表曲ぐらいしか知らないし、行く前はちょっと心配だったが、いざライブが始まれば難無く楽しめた。やっぱこれくらいのバンドになると、よっぽど嫌いじゃなければ楽しめるライブが出来るのねぇ。ミスチルとかもそうだった。今回のライブ会場は1月にラルクがやった日本ガイシホール。一時期は同系統のバンドとして煽られていたGLAYとラルクだが、ライブの雰囲気は正反対と言っても良いぐらい違ってて、とても興味深かった。以下、所々でラルクと比較しつつライブの感想を。
開場前、ガイシホールの周囲に集まってた大量のGLAYファン。ファンの服装はラルクの時とそんなに変わらない…いや、ラルクの方が変なコスプレ多かったかな。年齢層はGLAYの方が幅広い。30代~40代くらいのファンも結構みかけたし、親子連れも多い。私の前の席には、孫に連れてこられたらしきおばあさんの姿も…。会場に入ると、BGMでハウスやテクノが鳴ってた。ビースティーズの「Fight for your right」のリミックスが何度も流れてたのが印象的。席はスタンドのPブロック。ステージの右側(TAKURO側)、ステージの右端がすぐ目の前にあった。機材とか丸見えだ。ステージセットは硬派…というか簡素。ラルクのようにシャンデリアが吊ってあったり、階段があったりビロードカーテンがあったりソファーがあったりはしない、シンプルなものだった。席に着いたら、私の後ろの席の子達がTERU、TAKUROとhydeの共演話で盛り上がっていた。「てっこ(TERUのあだ名らしい)が歌ったHONEY超上手かったよねー!」だってさ。
やがて客電が落ちてライブスタート。いきなりノリノリの客席。やべ、一曲目から知らない曲だ!というか今回のライブ、知ってる曲「誘惑」「HOWEVER」「サバイバル」「BEAUTIFUL DREAMER」だけだったんだよな(笑)。でも楽しかったけど。ノリノリの曲ばっかだったから取りあえず腰振って横ノリで踊ってた。「明らかに縦ノリだろ」って曲も、ラルクの時みたいにリズム隊に合わせて横ノリで。気持ち良かった~。あと、友人や周りの人をマネてGLAY名物(?)の手振りもやった。両手を掲げて前後に振るやつね。一曲目の時もサビでそれやったんだけど、GLAYのライブって、ノリの良い曲の時、サビ部分で必ず客席に明るい照明がブワーっ!て当たるのな。ラルクだとたまにしか客席に照明当たらないけど、GLAYは頻繁に明るくなる。で、明るい照明の中、見下ろしたアリーナ席の様子は…波打ってる!数千人の手が揃って波打っててびびったぜ。ちょっと恐かったぜ。
三曲目「誘惑」の時、友人の身にハプニングが。なんと席の横の階段を数段ズダダダダっと滑り落ちてしまったのだ。後で事情を聞くと「JIROばっかみてて足元見てなかった!!」とのこと。本物や、本物のGLAY狂や…。「誘惑」終わってTERUのMC。熱い。曲のテンションそのままに、熱いフレーズやファンへの感謝の言葉を連発するTERU。対してhydeはユル~いテンションで淡々と喋る。本当に対照的だなぁと思った。
MCの後は数曲バラードを披露。「HOWEVER」聴きながら、「この曲が『カラオケで女の子にウケる曲』として重宝された時代もあったんだよなぁ」なんて思った。ちょうど、今で言うEXILEみたいな(笑)。バラードが数曲披露された後、フワ~~っとシリアスなシンセが鳴り始め、それに乗せてTERUがまたMC。その第一声が凄かった。「1994年前…」……知らねえよそんな昔の事。GLAYのデビューが1994年だから、その頃の事を語ろうとしたわけだが、初っ端で噛んでしまった。「でた!TERUの天然発言!」と思ったが、雰囲気がシリアスだからおもいっきり笑えなくて歯痒かった…(笑)。
中盤には、コール&レスポンスをしまくるコーナーが。ライブ名が「HIGH COMMUNICATION」だけあって、客とGLAYが密度の濃いコミュニケーションをするのだ。これはラルクのライブじゃ有り得ない。TERUの呼び掛けに手を挙げてガンガン応えるオーディエンス。熱い…しかし私はだんだん疲れてきた。やばいぞ、二の腕痛い。しかし終わる気配の無いコミュニケーション…。やがてTERUが、ライブの定番っぽい「STARLESS NIGHT」という曲のフレーズを客席に歌わせる。知らない曲だったが、わかりやすいメロディーだったので一緒に歌う…腕を振りながら。
以降はノリノリの曲連発。会場のテンションは上がる一方だが、私の体力は普通にヤバかった。あぁ、みんな元気だな。ずっと踊り続けてるのに。「そ、そろそろバラードでクールダウンしたいなぁ」なんて思っても、次々にノリノリナンバーが…。ラルクのライブだとここまでテンション高い時間は続かないもんな。適度にバラードやミディアムやヌルいMCが挿入されるもん。あぁ、腰と二の腕と足がぁ……すると、「お前ら!自分の限界を自分で決めるなー!」とTERUがシャウト。…サ、サーセン…。結局中盤のバラードのパート以降、走りっぱなしだったと思う。ラルクで言えば、「Driver's High」と「Killing me」と「Pretty girl」がずっと繰り返される感じかな?

というわけで、とにかく大盛り上がりのライブだった。終演後、時計見たら3時間経っていた。…そりゃクタクタにもなるよな。でも楽しかった。ラルクファンのくせに、友人やファンにつられてメンバーの名前叫んじゃったりしましたし。「HISASHI~!」みたいな。かっこよかったよ。あと発音しやすいのよ、ヒサシって。ライブ後、外に出たら雨が降ってて、「あ、本当にSTARLESS NIGHTだ」と思った。