相模原新戸の霊峰「雨降山」(大山)を望む緑豊かな高台に建長寺の末寺、新戸の古刹曹洞宗寺院「本鏡山常福寺」は鎮座している。鎌倉時代末期に創建、約700年の寺歴を有する新戸の古刹である。当寺は寺子屋を開き地域の教育の中核であったという。本尊は釈迦如来。当寺の南側「寺号標」の前には樹齢400年を越える古木「しばの木」が聳える。境内には藪椿、桜、山門前にはハギが植栽され彩りを添えている。石段を上がると茅葺の「表門」、「山門」より入山すると枯山水庭園、左手に竹林があり、「寺号標」の正面に寄棟造り屋根の「本堂」、右に庫裏がある。メインの桜といえば本数は少ないが境外に大きな「ソメイヨシノ」(桜)が3本、本堂前に1本あり、今満開となって咲き誇り桜寺域を創り出している。(2404)
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