古くより上溝の地に鎮座し八幡大菩薩と称される北相模の古社で農耕開拓の守護神とされる「亀ヶ池八幡宮」は鎮座している。鎌倉末期の元弘元年(1331)創建、暦応2年(1338)に社殿を再建、慶安2年(1649)幕府より社領として七石の朱印を受けている。祭神は主祭神の応神天皇(誉田別命)と神功皇后、比売神、天照皇大神、素戔嗚尊、建御名方神、保食神、火産皇神の8柱である。当宮一ヶ所で境内左側に一度に全てお参りできる「七福神」が祀られている。特に正月三が日は境内外周に幾重にも詣で客の列ができる。「鳥居」を抜け境内に入ると中央に樹齢は350年のご神木「夫婦いちょう」が聳えている。この神木を潜って参拝すると良縁、良い仕事、子宝に恵まれ、ご利益があると参拝者が絶えない。その先正面には数昨年前建て替えられた檜造切妻屋根の「神門」、その内庭左右には大切妻入母屋造り「拝殿」を囲むように「回廊」が造られている。拝殿奥に流造りの「本殿」がある。境内には鎮座800年を記念して建てられた「亀八招福稲荷神社」、「淡嶋神社」、「三嶋神社」、「水神宮」がある。また社務所前一角には車のお祓いができる「ゴールド神社」、神楽殿がある。当宮は神社の池にたくさんの亀がいたことから「亀ヶ池」の宮名がついた。三連休の最終日の今日(9日)、境内には出店が建ち並び美味しい匂いが立ち込め大勢の参拝客で賑わっていた。(2301)
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