相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

市登録有形文化財の福田家の「長屋門」を拝撮!!

2023-01-12 07:38:17 | 建造物
JR原当麻駅北口から約500m、相模原市南区下溝1980の「下原バス停」にほど近いところに「福田家の長屋門」がある。近世末頃の建築で郷土の生活文化を知る上で大変貴重な建造物であることから市登録有形文化財(建造物)として平成14年に登録された。福田家がここを居住地したのは戦国時代の末頃で、北条氏照の娘が山中大炊助との婚礼に際し、父氏照から化粧田として現在の上溝・下溝をもらい、新居を堀之内に構えた。氏照の娘は天応院へ出家し貞心尼と名乗り「天応院」の中興した。屋号を「ナケー」といい、旧名主の名称である。丸石を施した土台の基礎上に下半分ほどが黒褐色の板、上部が白漆喰(白壁)のごとき塀に瓦屋根が被って非常に重厚感がある。桁行が7.5間(約13.5m)、梁行は2間(約3.8m)で、上部に2階を設けるため、軒高は15尺(約4.5m)と高くなっている。軒は上部梁行梁の両端部を張り出し、これに小板を張る「セガイ」という形式で19世紀から多く出てくる形式をとっている。修復されたと思われる屋根は当初は茅葺だったようである。屋根部に特徴がある「母屋」は大きくひときわ際立っており、赤い屋根の「土蔵」も見受けられる。庭には数基の石灯篭も配され綺麗に手入れが行き届いてい美しい。(2301)
 
 
 
 
 

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