相模太夫の旅録=Tabi Log

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座間の地名発祥の寺「座間山心岩寺」

2023-01-25 07:32:00 | 寺院
座間市入谷に座間の地名にもなった臨済宗建長寺派寺院「座間山心岩寺」は鎮座している。山号と寺名は初め「久光山心願寺」、後に「座間山心巌寺」から江戸時代に現在の「座間山心岩寺」と改められた。座間7村の地頭「白井織部是房」(文明元年1469年没)が開基、白井氏の持仏堂を室町時代中期、建長第75世悦岩興惟禅師の法弟成英玉禅師が寛正元年(1461)開山、創建。本尊は運慶作の釈迦如来立像。「寺号標」から50mほど参道の先に構えられている「山門」より入山すると正面に「本堂」、右に「庫裏」がある。本堂左側に池中央に不動明王を安置する「不動池」がある。座間湧水の一つで「心岩寺湧水」にあたる。境内には「薬師堂」、「岩城常隆供養五輪塔」、「鐘楼」、「弁天社」がある。寺の東側台地に縄文時代中期の遺跡が分布し南方約100mにある鈴鹿横穴群、先史時代からの生活用水であったと考えられる。根下の神井戸の水、谷戸山の水とあわせて「天水」として入谷地区の水田の灌漑にも利用された。(2301)
 
 
 
 

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