★ Serena ★

カナダ暮らしのエスペランチスト、自然愛好家。
エスペラントやカナダの野草、ネーチャークラブの活動など思いつくままに。

夢。。夢。。夢。。

2006-02-13 17:26:50 | 夫の入院
今朝夫の夢を見ました。
亡くなって間もなく見た夢の中では、私は彼の顔を見ることが出来ませんでした。
モールのような所の何かの待合室のような所に私は座っています。
その部屋の壁は下半分がガラスの「目隠し」になっていて、モールの通路で行ったり来たりしながらイライラ私を待っているらしい彼の様子は腰から下しか見えないのですが、その歩き方から私にはそれが彼だとはっきり判るのです。「もう、行かなきゃ。。」と私は立ち上がりかけますが、そこで眼が覚めました。

今朝の夢では、とある家の中で二人で居ました。私達の家ではないのです。夫の両親の家の様でも有るけれど少し違います。彼は私のためワイングラスにワインを注ぎかけながら何か言いました。私はフト運転して帰宅しなければならないことを思い出し、注がないで、と彼に言っています。何時も一緒で、帰宅するなら彼も一緒な筈なのに、何故私だけ帰るのか不思議にも思っていないのです。台所のテーブルに腰掛けている彼は顔立ちも何も全く別人なのに、夢の中の私は素直に我が夫として受け入れていました。
でも、そこが彼の家で、私は我が家に帰るという何か辻褄の合わない状況を不審に思い始めたところで眼が覚めました。
明日で七週間になるという今朝の夢です。
理屈では判っていながら、どうしても信じられないのですが、もはや彼は我が家には帰らないのだと言う事実を私の感情が受け入れ始めたと言うことなのでしょうか。

隣町に住む音楽家仲間の夫妻から昼食に招かれていました。
この招待を受け入れる気になったのはこの夫妻の思い遣りは私の痛みを理解してくれていると感じたからです。
猫なで声で大袈裟に慰めの言葉を繰り返されたりすると背筋が寒くなるし、そういう人達にはまだ会いたくないのですが。。。
明日はヴァレンタイン・デーと言うことで大きな花束を買う人々の後ろに並んで小型の黄色い薔薇の鉢を一つ手土産に買いました。

サラダと茹でた赤いジャガイモにローストチキン、デザートはブルーベリーをたっぷり散らしたカスタードクリームというシンプルなメニューでしたが美味しい昼食を戴いた後で、夫君が自分で編曲した「ポルカ・メドレー」をコンピューターで聞かせてくれました。まだ題が付けられていなかったのですが、楽譜に彼がタイプするのを見ていたら、我が夫に捧げてくれたものなのです。そのうちに演奏するから、と言う言葉に涙の出る思いでした。心底支えになってくれる人がいるということは何と心強いことでしょう。
また、一人になると孤独感がもの凄いインパクトを持って襲ってきます。
それでも、頑張って生きていけると言う自信が以前より強くなったような気がしています。