
柳の緑にふとよみがえる歌がありました

柳青める日ツバメが銀座に飛ぶ日
たれを待つ心かわいいガラス窓
かすむは春の青空か・・・・・・
あとの方は霞んでしまいましたけどサトウハチロウの作詩でしたよね
戦後間もない頃でしたよね、私は20歳前半もちろん独り身・・ようやっと安い月給の中から工面してリコーフレックスという安いけど良く写るカメラを手にいれて写真を撮り始めた時期でした。
蓄音機という手回しでゼンマイを巻き、廻るレコードの上に竹の針のついた丸い音の再生器を乗せてさーっという雑音のなかにかすかに聞こえる歌を楽しみました。
貧しい私の家には蓄音機などありません。お金持ちに友人の家に行って聞かせて頂きました。
懐かしい昔がよみがえる92歳爺いの嬉しい散歩道でした。