今年の秋の散歩で農道を歩っていると道脇の草むらからたくさんのイナゴが田圃の稲に向かって飛んで行くのが見られるのです
ただ昔のイナゴとちょっと違うのは♂のイナゴの羽が発達していて軽やかに飛ぶことが出来るのです。農薬への耐性が出来た新しいイナゴかも知れません
イナゴだけではありません、昭和の秋のアキアカネの大群ほどには遠くおよびませんけど綺麗なアキアカネを撮ることができるんです。それに用水堀の上を一直線にオニヤンマらしいちょっと大きめなトンボが飛ぶのも見たこともあります。
いずれにしても僅かでも自然が復活するのはとても嬉しいです。
さんたろうさんの子ども時代も、私の子ども時代も村の景色はそんなに変わりがないように思います。日本は、そういう時代が長く続いていたんだと思います。しかし、その時代は、ここ60年ぐらいの間に跡形も消滅してしまいました。
私も、その時代のことを妻や自分の子ども達に話そうとしても、誰も関心を持ってくれません。
しかし、それではあまりにも寂しすぎます。
とりとめの無いことを書きました。失礼しました。(失礼ながら、一杯飲みながら書いております)お許しください。
もう、大原・小立岩。大桃には90歳以上の男はいらっしゃってもきわめて少ないだろうと思います。くらきち君はもう木伏のお婿さんですし。もう会えることは不可能ですけども、二人で昔の思い出をしみじみと話し合えったらどんなにか楽しいことだろうと思います。同級生の男と言えばくらきち君と私と二人だけですから。目をつむれば小立岩での楽しかった思い出が次から次から湧いてきます。
でも60年ほど昔の昭和30年台はまだ日本は貧しくて小中学校では稲刈りが終わると一日は授業を休んで落穂拾いを、そしてもう一日はイナゴ獲りをしました。結構なお金になって運動用具購入資金などのなりました。
10年ほど前までは稲刈りが終わるとおばさんたちが袋を持ってイナゴを獲り仲間集まりのお茶菓子代わりにしていました。
そんな思い出がありますから一時は絶滅したと思っていたイナゴを見てとても懐かしくなったんです。