晩秋の空にペラを舞わして飛ぶんかな

これはツクバネウツギノ実なんです

花はこんなです、５月頃咲くんですよ、可憐できれいです

　この花をツクバネウツギと言うんだと友に教えてもらったとき、私は「筑波嶺ウツギ」つまり筑波山に咲くウツギだと思っていました。

　違うんですよね、「突く羽根ウツギ」、つまり昔お正月に女の子が羽子板で突いて遊んでいた「突く羽根」に可愛い実が似ているからつけられた名前なんですね。

　秋、ツクバネウツギが咲いていた山にいってその実を探しました。なるほど５枚羽根のついたかわいい実がついていました。花の頃の５枚の萼（がく）が実についた羽根になっているんですね。いろは紅葉の実は１枚ペラですけどこちらは５枚羽根です。

　晩秋の頃尾根に吹き上げる木枯らしの風に乗ってクルクル回りながら空を飛ぶんでしょうかね。

空いっぱい飛んでいる姿を見てみたいです。