私はセイタカアワダチソウが嫌いなんです。
でもこう見事に咲かれるとレンズを向けてシャッターを切ってしまいます。
セイタカアワダチソウは北アメリカ原産の外来種で、明治時代切り花鑑賞用として輸入されたんだそうですけどその頃はあまり人の目につく植物ではなかったようです。
ところが昭和40年(1965)頃アメリカ軍の輸入荷物についてきた種子から大繁茂したのです。地下茎をのばし他の植物の繁茂を押さえる化学物質をだすので休耕地などで大繁茂し群落を作り大きな社会問題になったのです。このママでは日本固有の植物が犯されて衰退してしまうとマスコミや週刊誌などでも大々的に取りあげられ「侵略的外来種ワースト100」にも指定されました。
しまいには「花からでる花粉は激しい花粉症を引き起こす」とまで言われました。ところがセイタカアワダチソウの花は風媒花ではなくって虫媒花ですから花粉がとびません。花粉症になるわけがありません。坊主憎けりゃ袈裟まで憎いんですよね!
それに日本古来の植物はセイタカアワダチソウに犯されてしまうと心配されたんですけども60年過ぎた今は、肥沃の休耕畑地などでは他の植物を押さえて大繁茂しているんですけど、一般の野では目立つような大群落などは作ってはいないんです。背も小さくなって控えめな姿に咲いているものさえ見えています。理由は私にはわかりません。
どうも私がセイタカアワダチソウが嫌いになったのは昭和40年代の大騒ぎが原因だたったような気がします。セイタカアワダチソウには薬効がありセイタカアワダチソウを入れて湧かした浴槽の湯は体にいいいんだそうです。 アメリカではセイタカアワダチソウの花は養蜂の大事な蜜元なんだうです。今はもう私のようにセイタカアワダチソウを嫌っているよな人は居ない見たいです。