さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

赤白の下帯の男らの熱気 俵引く

2016-01-18 | 日記
400年伝わる越後街道の宿場町会津坂下の初市です

大俵引きは厳かな神事祝詞とお祓いで始まります



 大俵引きはスポーツ少年団を中心にした小学校の子供たちの東西対抗俵引きで始まります。町役場の特設櫓の上の一番太鼓がなると町体育館を出発した子供たちの可愛く元気な列が会場に走りこんできます。


 
 会場の街通りは大俵引きを楽しむ人で埋めつくされます。だからいい撮影場所を確保しておくのは大変です。私など1時間くらい前から寒空の下に立って場所を確保するんです。ボケ爺いのほんわか人間ですけどこの時ばかりは鬼になってその場所を絶対に守りとおします。
.
大勢の拍手に迎えられて入場する子供たちは寒さを吹き飛ばして晴れやかな姿です



 聞くところにによると今年ははるか地球の裏側のブラジルからの子供たちがこの俵引きに参加していると聞きました。坂下の大俵引きも世界の中の大俵引きになりました。

 [このことは田島町の七器(ななほかい)さんに教えて頂きました]


 大俵引きの会場には町の祭り実行委員会に委嘱されたのカメラマンさんや新聞社や放送局のカメラマンさんたちが大勢撮影用の櫓の上で、あるいは会場を自由に行き来して撮影していました。当然のこととは言えうらやましかったです。町の実行委員の方の撮られたすばらしい写真は町の広報誌だけでなく私たちのような素人のブログマン達にも自由に開放していただければ町の宣伝にも大きく役立つと思うんですけどどうなんでしょうか。広報誌に発表された後でいいんですよ。私たちは大俵引きをブログに投稿するとき撮影用に組まれた櫓の上からの俯瞰写真もほしくなるんです。

 大勢のカメラさんたちの中には町内の方ばかりではなく遠い地方からお出でになられたカメラマンさんたちも大勢見えていました。その方たちの中には2時間も前から場所の確保に苦心して見えました。この方たちは大俵のブルーシートがとりはらわれっると駆け寄って細かいところ俵の藁の網目まで真剣に撮っていらっしゃいました。ありがたいことだと地元の私は感動して見ていました。



俵ひく子らと応援する人たちの熱気と歓声で会場はどよめきました





 
白衣の舎人(とねり)さんの先導で成人の引き子さんたちの入場です



 
可愛くきれいな美人の娘さんたちも引き子に参加しています



 今年の引き子さんたちは400人近く、町内の方ばかりではなくて近隣の市町村や遠い地方からの参加もあると聞いております。
大俵引く男らの下帯の赤が輝いて会場は熱気でどよめきます





 大俵引きはその年の五穀豊穣を願う祭りでもあるんです。東の赤組が勝てば米の値段があがり、西の白組が勝てば豊作と言い伝えられております。今年は三本勝負で赤組が勝って米価が上がり町の商売繁盛と出ました。2016年は明るいです。