のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

読書感想文

2008-08-03 23:50:24 | 小学校国語
リクエストいただきましたので、書いてみます。

読書感想文といっても、「読書」だけでくたくたになってしまう娘を持ってしまっては、何か手を考えないとどうにもなりません。

まず、本の選択。
字の多いものはパス。なるべく薄くて負担にならないものを選びます。
そして内容。心に感じるものを書くタイプのものは、語彙の少ないのんびり娘の言葉を引き出すのが難しくなります。
「嬉しかった。」「可哀そうだった。」「すごいと思った。」・・・
こう言った一言で片づけられたら、400字なんてとても埋められません。

また小学校時代ののんびり娘は、感想を膨らまそうとこちらが質問を続けると、
「問い詰められている」と感じて(答えられないから、ストレスでそういう風に反応しちゃうみたいです)、嫌がったり反発したりしてましたから、なるべく彼女がことばを出しやすい素材を選ぶ必要もあったんです。

ですので、「課題図書」にはこだわりませんでした。
最初に選んだのは、「セミとり名人」というものすごく薄い絵本。
これは、幼児期におとりになっている方も多いかと思うんですけど、
「こどものとも」とか「かがくのとも」とかといった、
定期的に届けてくれる薄い絵本の一つでした。

小さな男の子が、少し大きな男の子から
セミとりの仕方を教えてもらうというもので、
セミとりの網の作り方から書いてありました。
音読しても5分で読める本。

で、その本の通りにセミとりをする
という「体験」をもとに感想文を書くことにしたんですね。
体験としても「遊び」の感覚で楽しめますし。

まずはスーパーのビニール袋で網を作るところから始めて、
田舎のおばあちゃんの家の木に止まっているセミを捕まえて、
そして、絵本にあるみたいに、セミをとまらせたり、つかもうとしてみたり。
ぜぇんぶ、絵本のまねをしてやってみて、
それを作文にしたんです。

やったことに関しては、言葉で説明できますよね。
絵本をもとに「網の作り方」を書く。そして、それについての感想を書く。
やったことですから、言葉も出やすいわけです。
で、次に、その網を使ってセミを取りにいった話を書く。そしてその感想を書く。
それから・・・
というように、
したこと。感想。したこと。感想。したこと。感想・・・
と書いていくと、最後のまとめは一言でも、それなりに形が整うんですね。
そして、本人も「自分が考えた」と感じやすい。

最初にこの方法でやって、かなりうまくいったものですから、
以来我が家の読書感想文は、「体験」重視。

最近の、課題図書には理系のものも交じっていますので、
「実験」とか「観察」とかといったものを見つけてきて、
本の通りに(あるいは少々アレンジして)
家族で実験、観察。それを文章にしてます。


今年は読書感想文の課題が決まってしまっていて(読書感想文にするかほかの作文にするかは選択できます)、実験観察が使えないんですけど、
感想部分をちょこちょこはさんでいくという手法は使えると思っています。


と、ここまで書いて、
「いや、体験使えるかも。」って思ってきました。
課題は「盲導犬」に関する本なんですけど、
「盲導犬体験」、もしかしたらどこかでできるかもしれないですね。
見学とかという形ではなくても、盲導犬に遭遇できそうなところを探してみるくらいのことはやってみようかな・・・。