のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

何度も読む

2007-12-04 08:17:08 | 先生方に②参考になれば
最近、身の回りで色々な事が起こっていまして、
これまで以上にあちこち走り回らなければならなくなっています。
先週は2回、静岡の実家まで出かけてとんぼ返り。
このガソリン代の高い時期に、車バンバン運転しています。

さて、私の時間がなくなると、すぐに行き詰まるのがのんびり娘のお勉強。
日曜日も、数学の図形領域の問題に付き合ってあげる時間がなくなってしまいました。
出かける時間は迫ってくるし、作図の宿題は簡単には済ませられないし・・・
で、パパにご登場願いました。

ちなみに、うちのパパさんも教員免許保持者(中高英語)。
私と違って浪人時代にちゃんと「お勉強」しているし、
予備校講師や家庭教師のアルバイトも大学時代にやっていましたので、
教えるのは苦手ではないんです。

が・・・・。
やっぱりね、やっちゃったらしいです。
「パパ、怖かった・・・」
短気なのよねぇ。
当事者全員、それは良くわかっているから、普段はしたりさせたりしないんだけどね。

さて、短気なパパがイラつく原因のひとつが、
「のんびり娘は、問題文をしっかり読まない!」
という事なんですよね。
「何度も読め!読めばわかる!」
と言っても、何度も同じ間違いをするし、ちゃんと読んでいない。
それが、癇に障るのです。

「読めばわかる。わかるまで読め!」
「読まないからいつまでも理解できないんだ!」
それがパパの考え方。

それも「正しい」のだろうと、思う部分はあるのだけれど、
本当に「何度も読め」ば「わかる」のかしらと思う気持ちも私にはあるんですよ。

のんびり娘を見ているとね、
1度インプットされた情報の刷り込みが強いなって思うんですよ。
文章というのは、どこに注目して捉えるかで読み取り方が違ってくるのだけど、
こちらの意図とは違ったところに彼女の注意力が行ってしまって、
違った読み取りをすることが良くあるんです。
そういう間違いは誰でもするのかもしれませんが、
彼女の場合は、刷り込みが強いので、
自力でそこから抜け出すのが非常に難しい。

「わかるためのポイント」がつかめていないのに
「何度も読む」と、結局、
間違った読み取りを繰り返し、彼女の中に刷り込んでしまうという面があるようなんですね。
で、「読めばわかる。」「わからないのは読み方が足りないからだ!」
と思うパパと、
「一生懸命何度も読んでいる。」娘との間に軋轢が生まれちゃうんですね。

私の場合は、彼女が今後類似の文章を読むときに
目をつける部分がつかめるように、アドバイスしながら勉強もやっつけるんですけど、
そのやり方が「教えるからいつまでも自力で解けない。」にも見えるんですよね、パパには。
これもね、脳みそ開けてみなけりゃぁわからないことなんで、
私の方が正しいとか言うつもりはないんですよ。
パパのやり方で一から育てた方が、もしかしたら娘は伸びていたかもしれないしね。

ただね、イライラしてかなり激しく怒鳴りつけたらしいパパと、
大泣きしてしまったのんびり娘。(宿題は終わってましたけど・・)
これでまたしばらくはパパには「お勉強見て」って頼めないなぁ。
これからしばらく更に忙しくなると思うから、
その事が残念なんだなぁ・・。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
我が家と同じ (二人羽織)
2007-12-04 10:29:03
目に浮かぶようです。
ご主人もキチンと教えなければという責任感からそうなってしまうのでしょうね。

我が家も最後に息子が大泣きし、私がフォローすることになります。私もなるべく夫にはお願いしなくて済むように調整はしていますが中々難しい時がありますよね。

息子も何度も同じ所を読み間違えます。思いこみが強いので修正するのが大変です。読むことに強いコンプレックスを持っているのでなんとかそれを解きほぐしたいと思って接しています。

大人になった時、生活していくのに困らないように、取扱説明書を読んで、料理だってレシピを読んで挑戦して欲しいと思うので。

過去の記事の中で紹介されていた「漢字となかよし」我が家でも使っています。学校で使う漢字ドリルより息子に合っているようです。文章の中で習った漢字を使うという基本的な作りがいいと思いました。

どういうやり方が合っているか私も悩みますが、親も「トライ&エラー」でフットワーク軽くやっていきたいと思います。

これからも、参考にさせて下さい。
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申し訳ありません。追加です。 (二人羽織)
2007-12-04 10:39:16
我が家では息子と夫と「お勉強」でバトルになった時、息子へのフォローはもちろんですが、夫には「息子が勉強に対してマイナスなイメージを持つと良くないので」と接し方には気を配ってくれるように普段からお願いはしています。

でも、やってしまうんですよね。

私も息子には「なぜ、こんな基本的なことが入っていないの?なぜ、そこに拘る?」と唖然とすることが多々あるのですが・・・。

息子の特性なのでと自分に言い聞かせながらも私自身もついやってしまうことがあります。

何かを教えるということは本当に難しいです。


ちょっと愚痴になりました。ごめんなさい。

seiさんの記事を読んで冷静になれるように努力します。
返信する
ご主人私とそっくりです (さっちー)
2007-12-05 15:19:25
私も何度も読めば分かる!と直ぐ言ってしまいます。
視覚が弱いから何度も読むのが大変なのに・・

一筋縄ではいかないのがのんびりちゃんなんですけどね(汗)
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二人羽織さん (sei)
2008-01-04 12:15:20
すっかりお返事が遅れてしまって申し訳ありませんでした。

「説明書を読めるようにはしたい。」という思いはまるきり一緒です。せめてそこまで持って行ってあげたいと思いながら日々の「勉強」でトレーニングする毎日です。

ご主人も多分そうだろうと思うのですけど、
他人の子には根気よく接することができても、自分の子だとつい「なんでわからない!!!」と頭に血が上っちゃうんですよね。
私だってそういう部分はあるので夫を責める気はないんですけど、「継続的に」を考えるとマイナスが大きくなるので短気は抑えて欲しいもんだとは思います。

「なぜそこに拘る?」
というのも、わかりますよ。
どうヒントを出しても、あからさまに誘導しても、1度刷り込まれてしまった所から抜け出せないことがのんびり娘にもよくあります。

カメラでいうと「引いてみる」ということができずに、一か所に「よって」しまって、全体が見えなくなってしまう感じですが、体験の積み上げで少しずつ[引く]力も付いてきているように思います。
DSやたまごっちの攻略本などは、自力で読み取るようになってきました(さすがにこういうものは読んで解説してあげないので・・)。
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さっちーさん。 (sei)
2008-01-04 12:24:50
本当に遅くなってしまってすみませんでした。

「何度も読む」時に、どういうところに気をつけて読めばいいのかが自然にできる子どもと、ただ一生懸命に「何度も読む」子供といるのかなって思います。

落語によく出てくるキャラクターで、
「与太郎」という男の人がいるんですけど、
この人は、「魚の見張り番をしておいてくれ」
と言われると、
猫が魚をくわえて持って行ってしまうのも
ただじっと「見張っている」んですね。
のんびり娘の「何度も読む」は、何かそんな感じなんです。

言われたとおり、「何度も読む」けど、「目的」が見えてないんですよね。
それをわからせないと「何度も読む」意味がないと、私は思ってしまうので、「なぜわからないのか」「どこで混乱するのか」のなぞ解きをして、そのうえで「どうしたら、この子の能力で読み取れるようになるのか」を考えていこうとしているのですけど、このなぞはなかなか深いです。
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