のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

円と球

2007-05-09 13:26:53 | 4年算数
4年算数は、円と球。

この単元で新しくでてくる言葉は、
「円」「球」
そして、
「中心」「直径」「半径」
これだけなので、ぜひ覚えさせたいのですが、
それが、なかなか難しい子達も多いんですよね。

少人数で私が見ているクラスの子ども達は、
全体に「言葉」が少し弱いです。
「漢字」も苦手。
だから、
「半径のはんは、半分のはんだね。」
とやっても、そう簡単には入りません。
何度も何度も、直径、半径、は混乱するし、
「ちょ」という音と「ちゅ」という音が似ているためか、
「直径」と「中心」も混乱してしまうのです。

「音」で混乱する事もあるのんびりさん達だからこそ、
こういう言葉は「漢字」で刷り込んでしまうのがいいと思います。
「中」が「なか」と読める子なら、
「真ん中の『なか』だから、ヘソのことだよ。」
と教えたり、
混乱する音ではないほうを意識させるために、
「中心は「シン』がつくから、コンパスのシンでぶすっと刺したとこだよ。」
といってみたり・・
その子によって、印象に残りやすい言葉がけをするようにしています。

直径と半径に関しては、
ただもうシンプルに、
「長いほうが直径。短い方が半径。」
と教えます。
正確な定義は後回し。
第一段階では、
「中心」「直径」「半径」が、円の中に書き込めれば良しとします。

半径と直径の関係については、その都度、
「半径の『はん』は、半分の『はん』だよ。
直径をビシッと二つに分けたら半径になるよ。」
とか、
「半径が二つで直径になるね。2つ分ある事を『2倍」というよ。」
など、教科書の図に書き込みしながら、何度も何度も刷り込んでいきます。

言っただけ、見せただけじゃぁ、わからない。
でも、繰り返し言ったり見せたりしておくと、
問題をとくときに、「あれっ、このことかなぁ」と、ひっかっかってくるところができるんですね。
プリントでも、教科書の問題でも、1度でできることはまずないですけど、
つっかえた時に教えるとき、こうした声がけ(見せておいた事)が、
生きてくる場合が多いです。

そして、授業の中でどれだけしっかり体験作業が出来ているかも大きいと思います。

今、このクラスを見てくれている先生は(時々先生が入れ替わるんです)、かなり力のある方だと思います。
この春転勤されてきて、子ども達に関する情報は殆どなかったはずですが、
初回、落ち着きはないわ、あれもこれもわからないわ出来ないわの子ども達を見て、
2回目からは、授業を組替えてきました。
作業は作業で時間をしっかりとってやらせてくれるけれど、決して『好き勝手』にはしない。目的のはっきりした、テンポのある進め方をしてくれるので、かなりの子達が一斉授業である程度までは拾えています。

横道でしたごめんなさい。


さて、この先生が、円の学習の導入にしたのは、
画用紙を丸く切り抜いて半分に折る。
ということでした。

円をかくのには、紙コップの底を使いました。
しっかり押さえてグルっと鉛筆でなぞるだけ、
それをはさみで切り抜くだけでも
苦戦する子が何人もいるクラスですが、
最初からコンパスと格闘するよりは、ずっとスムーズでした。

半分にきっちり折ったら、開きます。
そして、その折り目を鉛筆でなぞるんです(定規使いますよ)。
それが、「直径」。漢字で「直径」と書きこみます。

次に、その折り目をまた折って、半円に戻します。
その半円を、さらに半分に折って扇形を作るんです。
開いて、さっき書いた「直径」と、今の折り目がぶつかっているところが。
「中心」。鉛筆でグルグルと点をつけ、「中心」と書きます。
そして、その中心から端までの折り目を定規でなぞればそれが「半径」

この単元で、これから繰り返し学習する言葉をこうして自分たちで
作業をして書き込ませておくことで、
後の学習で躓いた時、「あそこが・・・」と振り返る素材ができるんですね。

これは、家庭でも気軽に出来ますので、ためしにやってみるといいと思います。
「直径」「半径」「中心」がどこかを覚えるためですから、
不器用で苦戦するところは、手伝ってしまっていいと思います。







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3 コメント

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Unknown (りっつ)
2007-05-09 23:28:05
SEIさんありがとうございます!今回の単元は割りと頭いに入りやすいみたい~だけど。円の中に直線を引いて一番長いの(直径)っていうのがぱっと見ただけでは分かりにくそうでした。だから(仕方ないから)いちいち定規で測ろう~と・・・でも直径(中心を通る)が一番長いんだよ!といいました。次は多分恐怖!割り算筆算です。しかも余りがある・・・
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りっつさん。 (sei)
2007-05-10 23:51:18
割り算筆算は、手順を端折らずに丁寧に責めていけば
身につくと思いますよ。
のんびりちゃんは、「だいたいこの辺が答え!」という勘が働かないので、見てるとイライラしますけど、
先日読んだ本に、
「トライ&エラーは、大切な過程である」
って書いてありました。

他の方々より、ものすごーく、
この「大切な過程」を繰り返す、うちの娘達は、
もしかすると「大物数学者」なんかになったりするかもしれませんね。


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こんにちは (コニタン)
2007-05-11 12:58:13
いつも参考になります。
seiさんありがとう~☆
「トライ&エラーは、大切な課程である」
今の私の心に直撃。
何でもできるようになって欲しいと
人一倍思っているくせに、
人一倍娘に何もさせていないかも…。
失敗するのがこわくて、制限しちゃう私がいます。
ホント矛盾していて、自分でなさけなくなる。
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