のんびり娘の謎

10円が2個で、、、12円?今日の前の日は、、、前の日?のんびり娘のお答えは、理解できない謎ばかり。さぁ、どうする?

進学を目指す理由。

2010-03-21 14:29:55 | 母の作戦、考え
「学習障害」を確信していた小学校入学時。
「軽度知的障害」の範疇にはいる数値が出た小学校4年の検査時。
模試で「国語8点」を取り、偏差値には20点台まであると知った6年時。

そんなときでも、私は彼女の就職の可能性については比較的楽観していました。
「いわれたことをコツコツやる」ということだけなら出来る子でしたので、
工場のラインとかそんな仕事ならやっていけるのではないかと・・。
そこが出発点。そこから彼女の選択肢がどこまで広がるのか。それはまぁさほど楽観的にもなれませんでしたけど・・・。

それでもね、例えば、スーパーにお金を計算してくれる(お札や小銭を入れれば勝手に数えてお釣りも出してくれる)レジが登場したのを見たときには、
「おっ、こんなレジがあれば、のんびり娘にもこの仕事も出来るかも・・」などと考えたりもして、「機械」や「装置」に助けられていく部分も今後出てくるだろうから、最初からいろんな可能性を諦めてしまうのももったいないかもと思ったりもしました。

今、彼女は中学を卒業する年齢になり、義務教育は終わりです。
ご存知のように今年は就職難で、彼女のようなのんびりチャンでなくても
「今、社会に出るのは損だから、高校は行っておきなさい。学費も無料化されるから
公立にいきなさい。」
と言われた子も多かったようです。

そんな時代に、のんびり娘のような自己アピール力の弱い、成績のかなりよろしくない
子が就職できるものなのか。
これは現実問題、かなり厳しいものでしょう。

まぁ、それはどこまで行ってもついて回るのだとは思いますけど、
もう少し猶予期間を持って、その中で着実にトレーニングしていって
そうして社会に送り出さないと、とてもじゃないけど使えないです。
工場のラインの仕事だって、出来はするでしょうけど、
就職試験を突破することがまず難しいでしょう。

「選ばなければ・・」といわれる方もいるかもしれませんが、
「いざという時」に上手に対応する力のない娘には
「いつ潰れるかわからない」ところに就職させることは、
かなりリスクが高いなぁとおもうんです。
日本社会はまだまだ転職者に厳しい。
最初の就職で失敗すると、その後はきついです。
対応力のある子なら、「失敗は成功のもと」とどこにでも、
いつでも送りだせるのですが、のんびりチャンはね・・。


だから、少しでも「対応力」をつけさせて社会に送り出したい。
「仕事」に対することでも「人間関係」に関することでも、
まだ現段階では「社会」でやっていけるレベルではないから。
そのための猶予期間、いえ、トレーニング期間が欲しいのです。

幸い今は少子化で、中流以下の大学は学生の確保に必死です。
のんびり娘の居住地は東京。学校がひしめき合って、いろんな選択肢があるという
地の利もあります。
うまく探せば、のんびり娘を押しこめるところはあるだろうと思います。

ただ、のんびり娘がこれから3年どんなに頑張っても、
大学名で就職が有利になるようなブランド校には入れないでしょう。
「大学卒」の免許だけでは、そう簡単に就職できるような時代じゃありません。
年を余分に重ねる分、マイナスになる面もあるかもしれません。

そのマイナスを補うのに、何かしらの「資格」を用意したい。
それも、別に試験を受けなきゃいけないような資格じゃなくて
大学のカリキュラムの中で手に入れられるような資格。

そんなことを考えているのですけど、さて実現しますでしょうか。













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