計算の順序を習う4年生。
四則が混じった計算を順序良く解いていくこの手の問題は、
のんびりちゃん、のんびり君たちには大変なんですけど、
丁寧に繰り返していくことで、なんとかなっていくもんです。
まずは、計算の順序の刷り込み。
「かっこ一番。掛け割り2番。足す引く3番。同じ番なら左から。」
と、リズミカルな歌のように口ずさみながら
手元の紙に
( ) 1番
× 、÷ 2番
+ 、- 3番
同じ番なら →
と書いて、ノートの脇にそのまま置いていきます。
これを見ながら、さいしょに計算する部分に下線を引かせ、
順序を覚えていくようにします。
大変なのは実は=の扱いなんですね。
この段階まえまで、子ども達にとって=というのは、右に答えを書くものでした。
だから、最初のところを計算してというと、
=の横に、その部分の計算の答えだけを書いて終わりにしちゃうんです。
これをどうするか・・・
私の場合は「お引越し!」というキーワードで刷り込む事にしました。
34-8×2÷(6-2)を例にとりますと、
34-8×2÷(6-2)で最初に計算するのは( )ですから、
その部分に下線。線の左寄り下に計算の答えを書く。
それ以外の部分(線の引いていないところ)はそのままお引越し。
と言い聞かせながら、真下に他の数字や符号を全部移動。
引越し完了を確かめて、
「引越しが終わったんだから。前の家はもう使わないね」と確認します。
(でないと、まえの式と混ぜちゃう子が出るんですよ)
新しい式で、次に計算するところを見つけて下線。
線を引いたらすぐに計算したくなっちゃいますから、
その答えをまた下に書いて、開いてる部分を一段下にお引越し。
これを繰り返していきます。
このとき、=を書く位置に注意。
数字の前に書かないと、お引越しがスムーズじゃなくなるんですね。
34-8×2÷(6-2) (6-2)に下線あると思ってください。
= 4
と書いてから、他のを全部下に移させます。
=34-8×2÷4
×と÷はどちらも2番目ですが、「左から」ルールがあるので
8×2に下線ですね。
=34-16÷4
次は16÷4に下線して、
=34-4
いよいよ最後です。
=30
慣れてきたら、色んな工夫や端折りもできますが、
最初は、段階を飛ばさない方が、いいと思います。
下線も一回ずつ引いたほうがいいです。
自分がどういう順序で何をしてきたかがわかりやすくなるから。
引っ越し忘れ。順番間違い。更に、引き算の繰り下がり忘れとか、割り算筆算のやり方忘れ、
九九忘れなど色々でてきますが、「復習のいい機会」だと思って、子ども達が思い出す手伝いができるといいですね。
繰り返し取り組んでいるうちに、「=」の持っている性質が何となくつかめてきます。
それが数学につながっていく事になるのだと思いますので、どうか根気良く付き合ってあげてください。
追記
教科書では=の位置はこんな風になっていると思います。
34-8×2÷(6-2)=34-8×2÷4
=34-16÷4
=34-4
=30
一度横にいって、その下に=を揃えていくんですね。
正しいのはこちらのようで、教科書の説明部分では必ずこういう表記になっていると思います。
でも何故か、教科書の練習問題とか、教科書準拠のドリルとかには、
横に書いていくスペースが用意されてないんですよ。
下に書いていくしかないようになってるの。
のんびりちゃんの場合は「引越し漏れ」がで易いですから、
横に行かずに下へ下へと下がっていく方が、やりやすいです。
=の位置をそろえること、必ず下線を引いて取り組む事などを
しばらくしっかり見てあげるといいかなぁと思います。
四則が混じった計算を順序良く解いていくこの手の問題は、
のんびりちゃん、のんびり君たちには大変なんですけど、
丁寧に繰り返していくことで、なんとかなっていくもんです。
まずは、計算の順序の刷り込み。
「かっこ一番。掛け割り2番。足す引く3番。同じ番なら左から。」
と、リズミカルな歌のように口ずさみながら
手元の紙に
( ) 1番
× 、÷ 2番
+ 、- 3番
同じ番なら →
と書いて、ノートの脇にそのまま置いていきます。
これを見ながら、さいしょに計算する部分に下線を引かせ、
順序を覚えていくようにします。
大変なのは実は=の扱いなんですね。
この段階まえまで、子ども達にとって=というのは、右に答えを書くものでした。
だから、最初のところを計算してというと、
=の横に、その部分の計算の答えだけを書いて終わりにしちゃうんです。
これをどうするか・・・
私の場合は「お引越し!」というキーワードで刷り込む事にしました。
34-8×2÷(6-2)を例にとりますと、
34-8×2÷(6-2)で最初に計算するのは( )ですから、
その部分に下線。線の左寄り下に計算の答えを書く。
それ以外の部分(線の引いていないところ)はそのままお引越し。
と言い聞かせながら、真下に他の数字や符号を全部移動。
引越し完了を確かめて、
「引越しが終わったんだから。前の家はもう使わないね」と確認します。
(でないと、まえの式と混ぜちゃう子が出るんですよ)
新しい式で、次に計算するところを見つけて下線。
線を引いたらすぐに計算したくなっちゃいますから、
その答えをまた下に書いて、開いてる部分を一段下にお引越し。
これを繰り返していきます。
このとき、=を書く位置に注意。
数字の前に書かないと、お引越しがスムーズじゃなくなるんですね。
34-8×2÷(6-2) (6-2)に下線あると思ってください。
= 4
と書いてから、他のを全部下に移させます。
=34-8×2÷4
×と÷はどちらも2番目ですが、「左から」ルールがあるので
8×2に下線ですね。
=34-16÷4
次は16÷4に下線して、
=34-4
いよいよ最後です。
=30
慣れてきたら、色んな工夫や端折りもできますが、
最初は、段階を飛ばさない方が、いいと思います。
下線も一回ずつ引いたほうがいいです。
自分がどういう順序で何をしてきたかがわかりやすくなるから。
引っ越し忘れ。順番間違い。更に、引き算の繰り下がり忘れとか、割り算筆算のやり方忘れ、
九九忘れなど色々でてきますが、「復習のいい機会」だと思って、子ども達が思い出す手伝いができるといいですね。
繰り返し取り組んでいるうちに、「=」の持っている性質が何となくつかめてきます。
それが数学につながっていく事になるのだと思いますので、どうか根気良く付き合ってあげてください。
追記
教科書では=の位置はこんな風になっていると思います。
34-8×2÷(6-2)=34-8×2÷4
=34-16÷4
=34-4
=30
一度横にいって、その下に=を揃えていくんですね。
正しいのはこちらのようで、教科書の説明部分では必ずこういう表記になっていると思います。
でも何故か、教科書の練習問題とか、教科書準拠のドリルとかには、
横に書いていくスペースが用意されてないんですよ。
下に書いていくしかないようになってるの。
のんびりちゃんの場合は「引越し漏れ」がで易いですから、
横に行かずに下へ下へと下がっていく方が、やりやすいです。
=の位置をそろえること、必ず下線を引いて取り組む事などを
しばらくしっかり見てあげるといいかなぁと思います。
この手の問題は,下に下に進んでいくのがわかりやすいです。
私は,一度横に行かずに,そのまま真下に進む様に教えています。その方がもっとスッキリわかりやすいですから。
この問題,じっくり教える必要があります。これがきっちり出来ていないと,中学に行って困りますから…。でも,教科書ではもう二度と出てこないので,忘れかけたころに復習して,定着をはかる必要があるのも,この演算です。
それにしてもseiさん,並みの教員より,遥に教材のことわかっていらっしゃる。お見事です。
(実は,私も勉強させてもらっています)