渋谷のんべい横丁
とまりぎ
渋谷駅のすぐ近くの線路沿いに、その横丁はずっとあった。
それで時々、といっても随分間が空いてしまうのだが、行ってみる。
この前来たのは、一年前だったか、二年前だったか。
足を一歩踏み入れると、昭和の雰囲気が漂う。新宿思い出横丁よりも落ち着いていて、ゴールデン街よりも入りやすいといった感じだ。
新橋烏森神社参道の店は、もう無くなってしまっただろうな。
品川駅港南口にあった裏道の店はまだ健在だろうか。
似たような横丁を見ると、思い出す。
線路沿いの道は、片側が線路土手の壁になっている。
奥の小道には両側に店がある。
最近この横丁で祭りがあったときに作ったというパンフレットをもらった。
横丁のマップと、「渋谷に残された最後の昭和」として、昭和26年からの60年の歴史を書いている。
店の入れ替わりはあるが、およそ40軒ある。