平日の昼間に百草園へ入ると、客が少ないから隅から隅まで秋色をじっくりと堪能できる。
高台へ登ると、天気がよければ東は新宿方面のビル、西は丹沢山塊を見ることができる。
百草園から野猿街道へ抜けると、さらに先の鎌倉街道まで歩く。
田畑が残っていて、気分一新には最適なところだ。
初めて行ってみた公園だ。
高低差があって、変化があるから面白い。
そう広くはないが池に水鳥がいて、意外性がある。
公園の上にも下にも、大団地が広がっている。
世田谷通りから仙川の脇道へ入ったところに大仏が見える。
寺の入口の山門は反対側の山の上のようなところだ。
仙川の脇道を自転車で通るときや、世田谷通りを通るときに目に入る。
千歳台には蜜柑のほかにも畑があって、林檎もできている。
むかしは畑が多かったが、少なくなった。
道路が整備され、住宅が増えた。
むかしの面影は消えつつある。
甲府で一周忌
とまりぎ
大先輩の一周忌の通知が来たのは一ヶ月以上前だったこともあって、知っている人たちを集めたところ10人を超えていた。
墓のある寺が甲府だったため、全員朝早く家を出てきたようだ。
新宿駅9時発の、あずさ9号へ乗った。甲府へ着いたのは10時37分だった。
ご馳走になって話は尽きないが、早めに帰り道へ向うことになった。
仲間全員15時3分発の特急で帰ることになっているというが、駅へ着いたら14時48分発の高尾駅行き各駅停車がある。
それでは、ひとりだけでこの各駅停車に乗っていくことにした。
「とまりぎ」仲間がいつもの旅行で帰るのは、もっと遅い各駅停車だったからだ。
なつかしい四方津駅。とまりぎの先生と、この奥の大野ダムの湖へ行ったことがあった。
となりの上野原駅。
むかし陣馬高原あたりを歩いた帰りの乗車駅だ。
そうこうするうちに、高尾駅だ。時刻は16時30分。
この時間帯の東京方面電車は速い。
各駅停車の笹子駅あたりで、笹子餅を車内販売していたものだったが、高速道路のパーキングの方へ移動してしまったか。ちょっと残念。
できたばかりの公園へ行ったようだ。
小説でしか知りえない、松沢病院内の将軍池がここから見えることも楽しい。
ガチョウが数羽いることも、変化があっていい。
適度な広さのある公園で、古民家が三つもあって、みどころいっぱいだ。
点在する公園を、自転車で移動した。
成城学園前駅もきれいになったが、町全体の雰囲気がいい。