この地図は、国土地理院の2万5千分の1地形図を複製・加工したものである。
四熊(しくま)は富田川支流の四熊川流域の山間に位置する。(歩行約6㎞、🚻なし)
JR新南陽駅から防長バス中野行き約30分、松兼バス停で下車する。ここからバス路
線を引き返す。
新畑集落の家並みは雛壇状に並ぶ。
見る機会が少なくなった氷柱。
集落の最奥部に大楽寺。
正面の山裾に奥四熊集落。
急坂の先に棚田とゴルフ場、背後の山は四熊ヶ岳。
何を生業にされているのかわからないが、いろんなものが所狭しと置かれている。
棚田が広がる。
次の集落は里四熊。右手の麓に四熊市民センターとその奥の集落内に四熊小学校がある。
1882(明治15)年に開設されたという四熊八十八ヶ所霊場。地区住民の方が大切にさ
れ、縁日には接待も行われているとのこと。
四熊地区は里四熊を含めて7つの集落があり、歩く筋に松兼、新畑、庄原、井谷と四熊
川沿いに向山、盆地の最奥部に奥四熊がある。
陽を受けて輝く木造校舎の四熊小学校。
四熊小学校は、1878(明治11)年四熊小学として創設され、1899(明治32)年現在
地に移転する。1855(昭和30)年に木造校舎で改築されたが、2015(平成27)年児童
減少により閉校となる。
庄原集落手前から見る里四熊集落。
倉の垰から井谷の棚田。道はこの先でアピンカーブして真下にある人家前に出るため、
急坂だが生活道を利用する。
峠から下ると才の本バス停前に出る。ここは早くから陽が差し込んだのか残雪が見られ
ない。
この付近の棚田は維持管理されている。
井谷(いだに)中村バス停付近から見る棚田。
井谷集落を眺めているとウオーキング中の方が、戸数はたくさんあるように見えるが空
家が多いという。
2010(平成22)年3月「やまぐちの棚田20選」に選定された旨の看板がある。棚田
の保全を図る目的で会も結成されたが、当時の平均年齢が66歳であり、維持管理は厳し
いものがあるようだ。
下井谷バス停付近から井谷集落を眺めると、法師ヶ岳山頂に「ひまわり子育て観音」が
設置されており、管理者の徳山国際カントリー倶楽部と新エネルギー産業技術総合開発機
構の共同事業で、発電事業も展開されているとか。
この先で四熊地区から上村地区に入り、県道新南陽津和野線の保安寺前バス停から新南
陽駅に戻る。