昨日は
この図から後手が74歩と仕掛け、同歩同金65歩・・・以下を調べました。先手有利になります。今日は84金を見てみましょう。先手は45銀の
玉頭銀でけん制します。95歩同歩同金には65歩
自然な65同歩は74歩同歩53角成
53同金95香同香65桂
評価値は+1777の先手優勢です。先手玉は堅く、攻め駒5枚ですから明らかですね。
戻ってこの図から
金取りにならないように96歩だったら、まずは74歩
97歩成73歩成・・・ではまずいので、74歩を取るのですが、74同銀には64角同銀同歩
後手は駒得ですが、95金が働きそうにないです。78角は銀取りですが、65桂がカウンターです。
65同銀78飛では後手の駒得が消えます。45角成に73桂成
75歩82成桂76歩72飛
この図の評価値は+780で明らかな先手有利。角損で攻め駒2枚ですが、銀取りだし桂香が取れるし、と金もできそう (だから攻め駒は増える) です。
戻って
74同歩のほうは、64歩同銀左同角
やはり角は切って攻めます。64同銀には78歩のほうが正しく (74飛よりも優る)
評価値は+330で先手有利。駒損ですが26飛~34銀をねらいます。まあ後手としてはこの図が最善ということになるのでしょう。
また戻って、96歩の所で86歩は
86同角同金同飛
86同飛同歩99香成61飛52銀81飛成
この図の評価値は+327の先手有利。また駒損でも先手玉は堅く、攻め駒は4枚あります。
後手は6筋を手厚く構えても、先手の攻めを受けきれないということがわかってきましたね。だからもっと早くに棒金で攻める方が良いのですが、先手が有利になる変化はもう少し続きます。