名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-10 先手石田流持久戦(13)

2024-01-28 | 基本定跡の研究

昨日は

この図から後手が74歩と仕掛け、同歩同金65歩・・・以下を調べました。先手有利になります。今日は84金を見てみましょう。先手は45銀の

玉頭銀でけん制します。95歩同歩同金には65歩

自然な65同歩は74歩同歩53角成

53同金95香同香65桂

評価値は+1777の先手優勢です。先手玉は堅く、攻め駒5枚ですから明らかですね。

戻ってこの図から

金取りにならないように96歩だったら、まずは74歩

97歩成73歩成・・・ではまずいので、74歩を取るのですが、74同銀には64角同銀同歩

後手は駒得ですが、95金が働きそうにないです。78角は銀取りですが、65桂がカウンターです。

65同銀78飛では後手の駒得が消えます。45角成に73桂成

75歩82成桂76歩72飛

この図の評価値は+780で明らかな先手有利。角損で攻め駒2枚ですが、銀取りだし桂香が取れるし、と金もできそう (だから攻め駒は増える) です。

戻って

74同歩のほうは、64歩同銀左同角

やはり角は切って攻めます。64同銀には78歩のほうが正しく (74飛よりも優る)

評価値は+330で先手有利。駒損ですが26飛~34銀をねらいます。まあ後手としてはこの図が最善ということになるのでしょう。

また戻って、96歩の所で86歩は

86同角同金同飛

86同飛同歩99香成61飛52銀81飛成

この図の評価値は+327の先手有利。また駒損でも先手玉は堅く、攻め駒は4枚あります。

後手は6筋を手厚く構えても、先手の攻めを受けきれないということがわかってきましたね。だからもっと早くに棒金で攻める方が良いのですが、先手が有利になる変化はもう少し続きます。


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