先手にはもう一つの手段があります。
ここで25歩32飛68玉
62玉には22角成同銀65角
昨日見た56歩もですが、34角と打つ手を消しているのが、68玉なのでした。36歩同歩55角77桂
昨日の56歩ならば55角と打たれる手も消していました。28角成同銀36飛
これはうっかりしていると38飛打があります。37銀32飛43角成27飛
この時の受けも間違えるとひどい目にあいますが、39金37飛上成同桂同飛成
38飛と打つ受けもあります。38歩31竜ならば65角
32銀打のほうが難しいですが、54銀の両取りを選ぶと、同角同歩82飛
82同銀は53銀72玉61馬同玉62金で詰んでしまいます。72銀でも81飛成ですし (81同銀53銀72玉61馬) 、72角打には31馬
これが詰めろです。という作ったような手順が佐藤康光先生の本に書かれています。
さてAIに聞いてみると、
この図では52玉が最善だと。83角成36飛と進んで
61馬同玉46金があって
後手の応手もいろいろあるのですが、46同飛同歩46角37歩52玉
この図の評価値は+187、先手ペースですが、角飛の交換だけです。好んで踏み込むものでもないかというくらい。
なので昨日調べた56歩のほうが優りそうです。後手の石田流は指されないという理由でした。