名南将棋大会ブログ 名古屋

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まずは将棋上達法則を見てください。

SS2-10 先手石田流持久戦(23)

2024-02-08 | 基本定跡の研究

次は後手が54歩を突く場合です。

67銀42角97角53銀

後手は引き角にして穴熊を固めてみるとしましょう。77桂94歩46歩51金39金41金右48金寄44銀

穴熊の堅さでは後手が上回るのですが。58銀32金右65桂

先手は軽く桂を跳ねます。95歩を取ると後手良しになるのですが、取らずに74歩

74同歩に45歩

これも軽いさばきです。97角成同香33銀引62角

評価値は+261で先手良しです。後手の穴熊が堅くても、84飛が使えません。65桂81桂の働きが違います。この変化は戸辺先生の本にある通り。

後手が44銀とするところで64銀と出た場合は

96歩同歩74歩同歩95香の攻めを見ています。なので先手は65歩の一手。53銀に45歩と突くのが

急所だそうです。後手の駒組に制限ができているのですが、32金右56銀14歩16歩24歩47銀23銀47銀22金上

銀冠穴熊にはできます。56歩25歩79角24角

この24角は後手の勝負手ですが、33角としておけば互角でした。24同角同銀74歩

57角や51角の筋があるので後手は忙しいです。67角66飛78角成

その筋を防いで桂取りですが、73歩成 (73同桂には75角) 77馬75角

これは66馬同角となっても、後手の飛が詰んでいるのでした。評価値は+837の先手有利。

話はもう少し続くのですが、長くなったので明日に回します。


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