名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS2-10 先手石田流持久戦(6)

2024-01-21 | 基本定跡の研究

後手が85歩を保留した場合の問題点は

八代先生によると、先手から65歩と動かれることだとあります。88角成同飛77角同角成桂33角

後手は角を交換して2回打つので手損するのですが。定跡本では67金は後手良しなので55角と合わせて・・・となっているのですが、AIに聞いてみると、64歩同銀68飛63歩67金

これが先手の最善の対応で、評価値は-40の互角です。

戻って

後手としては88角成同飛65歩 (あるいは65同歩同銀88角成同飛)

65同銀に (定跡本には64歩75銀は8筋から攻められて面白くないとあります) 、33角77角同角成同桂33角

67金の受けに54銀

銀交換などは66歩が痛いので、先手から66歩を打って、65銀同桂63金

64歩をねらいとしていて、評価値は-160の後手ペースです。結論として先手から動くのはうまくいかないです。

(対抗型が好きな) 振り飛車党が後手番の場合、75歩34歩75歩のスタートならば、この左美濃の作戦は受け入れやすいのではないでしょうか。

 


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