今日の棋譜20181121
平成3年9月、佐藤大五郎先生と第32期王位戦です。
佐藤先生のマキ割り流四間飛車で、大山先生は居飛車を選択し、中央位取りです。
大山先生は端の位も取り、急戦の形です。マキ割り流は攻めっ気が強いので、早く囲って1歩交換です。
65銀とぶつけるわけではなく、早めに高美濃で73桂を跳ねています。大山先生は3筋の歩を交換し
銀二枚で圧力をかけます。急戦でもこういう指し方をするほうがよいというか、桂を跳ねて45歩から攻めるというだけではつぶせません。
佐藤先生は自分から動く手がないので、玉を固めて待ちます。
大山先生が動きました。44歩を打ち、44同銀に
34飛。
45銀同桂と桂をさばけば半分成功です。佐藤先生は駒損を気にせず56銀で反撃、催促します。33桂不成46飛21桂成は良い勝負か。
大山先生は角を取らずに43歩同飛54銀。飛車をぶつけられて
交換して41飛は自然な応酬です。佐藤先生は角取りを無視して86歩?26飛は何かまずかったということですね。金を渡せないので53桂成がちょっと困るということでしょうか。53同角同銀成同金54歩63金44角とか。
それで佐藤先生は86歩同歩87歩同玉49飛をねらったということか。
大山先生は角を取りました。86歩や57歩を利かされましたが、飛車だけならば大丈夫です。
銀をぶつけられたところで反撃に出ます。84歩から
53桂成。
佐藤先生は駒損がひどくなるだけなので、銀も捨ててしまいました。
75銀桂を取って打てば詰めろです。
97角の受けに68桂成。68同金86歩は怖いです。
大山先生は75銀を角で取りました。佐藤先生は85飛の王手。
銀合いに76金と捨て
角を取りましたがここまで。88飛成か89飛成で詰めろですが、83歩から攻められて竜を引くようではだめだということですか。
佐藤先生の誤算は尻金で詰む形にしてしまったということでしょう。暴れたけれど駒損が大きすぎました。派手な攻めで見ているには面白いです。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
開始日時:1991/09/30 9:00:00
棋戦:王位戦
戦型:四間飛車
持ち時間:4時間
場所:東京「将棋会館」
手合割:平手
先手:大山康晴
後手:佐藤大五郎
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 5七銀(48)
16 5二金(41)
17 5五歩(56)
18 7二銀(71)
19 6八銀(79)
20 6四歩(63)
21 5六銀(57)
22 7四歩(73)
23 9六歩(97)
24 6三金(52)
25 3六歩(37)
26 4三銀(32)
27 9五歩(96)
28 1二香(11)
29 4六歩(47)
30 4一飛(42)
31 5七銀(68)
32 5四歩(53)
33 同 歩(55)
34 同 銀(43)
35 5五歩打
36 4三銀(54)
37 6八金(69)
38 7三桂(81)
39 2五歩(26)
40 3三角(22)
41 3八飛(28)
42 8四歩(83)
43 3五歩(36)
44 同 歩(34)
45 同 飛(38)
46 3四歩打
47 3六飛(35)
48 8三銀(72)
49 4五歩(46)
50 7二金(61)
51 4六銀(57)
52 4五歩(44)
53 同 銀(56)
54 8五歩(84)
55 3七桂(29)
56 6二金(63)
57 1六歩(17)
58 1四歩(13)
59 4四歩打
60 同 銀(43)
61 3四飛(36)
62 4五銀(44)
63 同 桂(37)
64 5六銀打
65 4三歩打
66 同 飛(41)
67 5四銀打
68 4四飛(43)
69 同 飛(34)
70 同 角(33)
71 4一飛打
72 8六歩(85)
73 4四飛成(41)
74 8七歩成(86)
75 同 玉(78)
76 8六歩打
77 7八玉(87)
78 5七歩打
79 5九金(58)
80 6五銀(56)
81 8四歩打
82 同 銀(83)
83 5三桂成(45)
84 8七歩成(86)
85 同 玉(78)
86 7六銀(65)
87 同 玉(87)
88 5三金(62)
89 同 龍(44)
90 7五銀(84)
91 8七玉(76)
92 7六桂打
93 9七角(88)
94 6八桂成(76)
95 7五角(97)
96 8五飛打
97 8六銀打
98 7六金打
99 同 玉(87)
100 7五歩(74)
101 同 銀(86)
102 投了
まで101手で先手の勝ち
平成3年9月、佐藤大五郎先生と第32期王位戦です。
佐藤先生のマキ割り流四間飛車で、大山先生は居飛車を選択し、中央位取りです。
大山先生は端の位も取り、急戦の形です。マキ割り流は攻めっ気が強いので、早く囲って1歩交換です。
65銀とぶつけるわけではなく、早めに高美濃で73桂を跳ねています。大山先生は3筋の歩を交換し
銀二枚で圧力をかけます。急戦でもこういう指し方をするほうがよいというか、桂を跳ねて45歩から攻めるというだけではつぶせません。
佐藤先生は自分から動く手がないので、玉を固めて待ちます。
大山先生が動きました。44歩を打ち、44同銀に
34飛。
45銀同桂と桂をさばけば半分成功です。佐藤先生は駒損を気にせず56銀で反撃、催促します。33桂不成46飛21桂成は良い勝負か。
大山先生は角を取らずに43歩同飛54銀。飛車をぶつけられて
交換して41飛は自然な応酬です。佐藤先生は角取りを無視して86歩?26飛は何かまずかったということですね。金を渡せないので53桂成がちょっと困るということでしょうか。53同角同銀成同金54歩63金44角とか。
それで佐藤先生は86歩同歩87歩同玉49飛をねらったということか。
大山先生は角を取りました。86歩や57歩を利かされましたが、飛車だけならば大丈夫です。
銀をぶつけられたところで反撃に出ます。84歩から
53桂成。
佐藤先生は駒損がひどくなるだけなので、銀も捨ててしまいました。
75銀桂を取って打てば詰めろです。
97角の受けに68桂成。68同金86歩は怖いです。
大山先生は75銀を角で取りました。佐藤先生は85飛の王手。
銀合いに76金と捨て
角を取りましたがここまで。88飛成か89飛成で詰めろですが、83歩から攻められて竜を引くようではだめだということですか。
佐藤先生の誤算は尻金で詰む形にしてしまったということでしょう。暴れたけれど駒損が大きすぎました。派手な攻めで見ているには面白いです。
#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.40 棋譜ファイル ----
開始日時:1991/09/30 9:00:00
棋戦:王位戦
戦型:四間飛車
持ち時間:4時間
場所:東京「将棋会館」
手合割:平手
先手:大山康晴
後手:佐藤大五郎
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 5七銀(48)
16 5二金(41)
17 5五歩(56)
18 7二銀(71)
19 6八銀(79)
20 6四歩(63)
21 5六銀(57)
22 7四歩(73)
23 9六歩(97)
24 6三金(52)
25 3六歩(37)
26 4三銀(32)
27 9五歩(96)
28 1二香(11)
29 4六歩(47)
30 4一飛(42)
31 5七銀(68)
32 5四歩(53)
33 同 歩(55)
34 同 銀(43)
35 5五歩打
36 4三銀(54)
37 6八金(69)
38 7三桂(81)
39 2五歩(26)
40 3三角(22)
41 3八飛(28)
42 8四歩(83)
43 3五歩(36)
44 同 歩(34)
45 同 飛(38)
46 3四歩打
47 3六飛(35)
48 8三銀(72)
49 4五歩(46)
50 7二金(61)
51 4六銀(57)
52 4五歩(44)
53 同 銀(56)
54 8五歩(84)
55 3七桂(29)
56 6二金(63)
57 1六歩(17)
58 1四歩(13)
59 4四歩打
60 同 銀(43)
61 3四飛(36)
62 4五銀(44)
63 同 桂(37)
64 5六銀打
65 4三歩打
66 同 飛(41)
67 5四銀打
68 4四飛(43)
69 同 飛(34)
70 同 角(33)
71 4一飛打
72 8六歩(85)
73 4四飛成(41)
74 8七歩成(86)
75 同 玉(78)
76 8六歩打
77 7八玉(87)
78 5七歩打
79 5九金(58)
80 6五銀(56)
81 8四歩打
82 同 銀(83)
83 5三桂成(45)
84 8七歩成(86)
85 同 玉(78)
86 7六銀(65)
87 同 玉(87)
88 5三金(62)
89 同 龍(44)
90 7五銀(84)
91 8七玉(76)
92 7六桂打
93 9七角(88)
94 6八桂成(76)
95 7五角(97)
96 8五飛打
97 8六銀打
98 7六金打
99 同 玉(87)
100 7五歩(74)
101 同 銀(86)
102 投了
まで101手で先手の勝ち
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