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SS1-16 居飛車穴熊に66銀型四間飛車(1)

2024-06-05 | 基本定跡の研究

新しいテーマで、石井健太郎先生の「四間飛車の逆襲」から、居飛車穴熊に66銀型の対抗策を調べてみます。

初手から、76歩34歩66歩84歩68飛62銀78銀42玉16歩32玉38銀54歩67銀15歩

藤井システムのような組み方から始まります。まあ普通に玉を移動しても66銀型には組めるでしょう。53銀58金左85歩77角33角46歩22玉36歩44歩37桂43金65歩

右桂を跳ねて後手に44歩を突かせてから65歩と角筋を通します。ここは後手に45歩を突かれるのが気になりますが、66銀としておけば45桂と45歩が残るので問題なし。よって32金66銀74歩48玉12香

後手は穴熊を明示します。56歩11玉47金22銀39玉

ここまでが基本図です。藤井システムのように組んでいれば、後手は32金型が仕方ないかな。端は突き合うのもあるかもしれません。

さて後手の作戦分岐ですが、51角28玉84角26歩94歩96歩62飛

66銀型は角の目標にできるので、四手角も有力な作戦です。ここで先手の方針が岐れますが、57銀64歩同歩同銀86歩

73桂に63歩同飛85歩が大胆で、

57角成同金65桂47金

77桂成同桂65歩41角

先手は駒損ですが、ここに角を打ちたかったと。65桂86角67飛

65銀同飛同飛32角成

この図の評価値は+120、先手ペースというのは正しいです。AIの最善手順を見てみると、42金同馬同角43銀41銀52金

52同銀42銀成41金と続くのですが、攻めている先手ペースでしょう。

というのが最初に書いてある変化です。振り飛車党ならば指してみたいでしょうか? 私はどちらも指さないのでわかりません。変化の検討は明日にします。

 


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