棒金戦法の続きです。
この図から、83金に85桂として歩を取ってしまうのが
軽い反撃です。後手に選択肢がありますが、74歩には65歩
79銀の形が生きましたね。ここでは88角成同銀75歩のほうが少しよいようですが、定跡本では88角成同銀44角
64歩同銀77角に75銀
75銀では75歩もありました。44角同歩36飛84歩55角
この図の評価値は+200で先手ペース。途中後手に小さな選択肢はあるのですが、先手が少し指しやすいようです。
戻って後手の74歩で84金としたら
86歩74歩に同歩同金65歩
88角成同銀75歩に、定跡本では64歩同金78飛84歩73角、となっていますが、AIに聞くと64歩と取らずに36飛
として評価値は+323の先手有利になっています。理由は (後手の最善手ではないけれど) 33銀に71角52飛64歩同金62歩
と金か馬を作る手があるので、後手が苦しいようです。
もっと戻って
86歩の時に後手の74歩が早すぎるようです。AIに聞くと31金78飛33角46歩
これくらいまで待ってから、74歩同歩同金65歩75歩
この図の評価値は0近辺の互角です。後手がこの図でも良いと思えば採用できます。
定跡本には74歩と84金以外に54歩も載っていて
86歩55歩68銀74歩
角交換を避けてから74歩を突くのですが、65歩同歩の時に、本に書いてある56歩よりも36飛のほうが優るようで
この図の評価値は+141、後手が少し嫌な局面です。53銀 (34飛に42玉を用意した) 56歩64銀左・・・指しにくそうです。