名南将棋大会ブログ 名古屋

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SS4-9 ノーマル中飛車相穴熊(7)

2024-11-17 | 基本定跡の研究

最後に後手が動かなかった場合です。昨日の途中図で

72金左36歩94歩24歩同歩37桂42飛58角

長岡先生は先手十分だというのですが、評価値は+35しかありません。95歩と待たれて、簡単ではないようです。

AIに聞くと、24歩と動く前に、94歩には96歩、14歩16歩51飛37桂41飛68角

後手が攻めないのならばゆっくりすればよいようです。でもこの図の評価値は+128しかなく、13桂と待てば24歩同歩同角に21飛があるというわけで、膠着した局面が続きます。

これは

こういう図から、94歩96歩41飛37桂としても同じ図にたどり着きます。

 

相穴熊の細かい変化を調べていくと難しさだけを感じるのですが、指しこなすためには必要なことです。私もそうですが、面倒すぎると思った方は、居飛車穴熊を採用しないほうが良いです。右46銀急戦や53金戦法を考えましょう。

振り飛車党でノーマル中飛車を選べば、居飛車穴熊に対して矢倉流中飛車は有力な選択肢なのですが、正確に応じられるとちょっと指しにくいです。でも相穴熊ならば互角に近い (今日示した動かない形) ようで、実戦経験の多いほうが勝つのでしょう。

ノーマル中飛車の話は終わりです。

コメント
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