ピーター・バラカン音楽日記 | |
ピーター バラカン | |
集英社インターナショナル |
2002年10月号から2009年1月号まで月間プレイボーイに連載していたものに追加・再構成をしたもの。連載は終刊をもって終わりとなった。
最初プレイボーイ誌からの依頼に躊躇し、特に女性には読んでもらいにくいだろうと思ったと書いてありますが、単行本となり確かに読むことができたわけです。
NHKFMの番組が朝早くに移動してしまい、なかなか肉声がきけなくなってしまいさみしかったのですが、久しぶりにこの本をなんと図書館でみつけ思わず手に取りました。日記とあるように、ひとつひとつのタイトルはミュージシャンになっているのですが、バラカン氏がその音楽をどんな状況で聴いたか、ということが書かれているので、正に氏の生活も垣間見られる日記となっているところがおもしろいところです。・・しかし、知っているミュージシャンがあまりでてこない。TBSのテレビ番組「CBS60ミニッツ」昔のCBSドキュメントの司会を引き受けたくだり~音楽バカで経済は素人程度しかしらないけど担当者から、あなたがミュージックビデオを紹介した後にそれについて正直な感想をコメントするのと同じように、社会問題に関するドキュメンタリー映像についての感想を話せば大丈夫です~なんか興味深かったです。この番組は逆に時間が遅く見逃しがちですがやはり氏のコメントは興味深いのです。
バラカン氏の魅力は、そのTBSの担当者が言ったように、正直なコメントにあるのでしょう。評論というものに関しての存在位置を示しているのかとも思います。一体に評論家、コメンテイターは自分では何も実行・表現しないくせに言いたいことを言っている、と考えてしまうこともありますが、ことバラカン氏の言説に関してはそれが自分とは違う考えであったにせよなにかあたたかいものを感じます。それはきっと正直な感想、に含まれる思慮深い表現からくるのかな、と思います。興奮気味の鋭い物言いより、一歩引いた表現、というのが案外説得力があるんだ、ということでしょう。一歩引いた表現になるのは、英語が母国語の氏が日本語をしゃべるせい?もあるのかな。
ちなみに氏はどうしても肩書が必要な時は「ブロードキャスター」と名乗るそうです。これはテレビやラジオの放送媒体を通して、自己表現をして生計を立てる人(放送する人)で、決してジャーナリスト(報道関係者)ではないとのことです。
ピーター・バラカン氏のblog 氏の直接の書き込みではなくスタッフのようです。氏の出演番組のリンクあり。
この本は、読んでみたいですね。
どうすればてにはいるのでしょうか。
読んでみたいですね。
本屋にはなかなか並んでないかもですね。amazonだと今在庫あり、のようです。
お近くの図書館にあるかもしれないですね。無ければ所蔵している館からとりよせるサービスもあるはずです。
最近はCD店に足を運ぶこともないのですが、大手CD店には音楽本コーナーもありましたね。