吉松隆 還暦コンサート

2013年03月22日 | クラシック
20日、吉松隆還暦コンサートに行ってきました。お目当ては東京フィルによるタルカス。ほぼ満員の東京オペラハウス。ああーしかしお目当てのスターを見るわけでもなし、S席でなくてもいいや、と思ったのがまちがい。なんと3階袖席。ここだと舞台の半分しかみえなくて、ティンパニがまったくみえませんでした。まあ、しかし吉松氏のblogにあったとおり、キース・エマーソンが吉松氏の隣に座ってるのがよく見えました。栗色の髪とアゴの線から、そうに違いないと思ったのですが果たしてそうでした。最後に舞台にもあがると吉松氏と同じくらいの身長でした。少しふっくらしたでしょうか。おまけになんとキースがhappybirthdayをピアノで弾き始めて、立ったままの姿勢だったのであわやナイフでも出るのではないかと思うと、四角いバースデーケーキが出てきて赤いちゃんちゃんこと帽子が吉松氏に進呈されました。

十二弦琴や、チェロとピアノなどの室内楽などの一部。須川展也氏のサイバーバード組曲の二部。そして平清盛のテーマ曲とタルカスの三部。一部では左手の舘野泉氏に大きな拍手があがりましたが、左手だけでもあんな豊かな世界を奏でられるのかと驚きでした。しかも力強い。かわって田部京子さんのピアノはなるほどプロのピアノ弾きはこういうもんかという、高級な陶磁器売り場を歩いているような空気が漂い~比喩が飛躍してますが、なんというか繊細だけど硬質なとても洗練された、という音の印象でした。須川氏が出てくるとひときわ大きな拍手が。サキソフォンが鳴り出すや、豊かな艶のある音色が元気に飛び回り自分の後ろに回ってくる感じでした。25歳の作品だというドーリアンもなかなかのもの、タルカスの片りんを感じます。

いよいよタルカス。指揮、団員ともにサァ、ヤルゾといった緊張感。いえこちらの期待がそうだったのでしょう。何回も聴いた初演のCDと比べるとややテンポが速く始まった気がします。ティンパニは見えなかったけど、太鼓の二人とマリンバは見えたので、そちらを注視しました。吉松タルカスはマリンバと太鼓が好きなのです。最後は指揮の藤岡氏の両腕がぐるぐる回り最高潮で終わりました。生の醍醐味を存分に味わえ、やはりキース・エマーソンにこういう形で会えるなんて、吉松さんありがとう。72年の7月にちょっとタイムスリップ、吉松さんもキースと迎える還暦は感慨深かったのではないでしょうか。

なんと、吉松氏のblogをみると、21日つい数時間前BSjapanにキース・エマーソンが出たというではないですか。しかし吉松氏、コンサート終了後にすぐblog書いてるんですねえ。帰宅後は疲れてしまいPCも見ずに寝てしまいました。カメラは入ってたのであとでDVDでもでるのかと思ってましたが、5月1日AM6:00~6:55にNHKBSプレミアムで放送だそうです。

還暦コンサートのリハーサル中にキースへのインタビュー記事

コンサートの記事


タルカス~クラシック meets ロック
藤岡幸夫,東京フィルハーモニー交響楽団,中野翔太(ピアノ)
日本コロムビア




コメント