大瀧詠一KAWADE夢ムック

2007年07月28日 | 音楽本
大瀧詠一―総特集 大瀧詠一と大瀧詠一のナイアガラ30年史
大瀧詠一―総特集 大瀧詠一と大瀧詠一のナイアガラ30年史 KAWADE夢ムック 文藝別冊
2005.11

読みました♪たてよこななめ、昔のから新しめのまでたくさんの記事が載っておりました。
氏のHPで演劇少年からアメリカンポップスに目覚めることは分かったのですが、どこでギターを始めたのか、どういう風にポップスに目覚めたのか知りたかったのです。

おもしろかったのは「ナイアガラ・ライフ30年」内田樹氏との対談と、「大滝詠一のポップス講座~分母分子論」相倉久人(聞き手)や、関係ある人たちの「私的大瀧詠一ベスト5」

「ナイアガラ・ライフ30年」では大瀧さんの歌い方は鼻音にあると自身で語っていて、歌はセクシャリティに関係していてそれはmとnやkの発音にかかっていると言っていました。言葉のある歌を聴いて、特に異性の歌手がいいなあと思うのは楽曲とともに、そんな歌い方にも関係しているのかあと目からウロコでした。確かに大瀧氏の声はつやがあって、今回個人的にどんな人か興味が湧いたのも鼻音の発音にあったのかも。

分母分子論というのは83年に雑誌「FMファン」で対談されたもので、明治以来日本の音楽は洋楽(世界史・分母)を音楽教育とかの土台にしてきて、そのうちそういう洋楽を消化した人(古賀政男や服部良一など)が「君恋し」などの歌謡曲を発表して、日本の流行歌になる(分子)。戦後の流れだとロカビリー、GS、フォーク、ニューミュジックなどどんどん新しい流れは出てくるが、ロカビリーなどの人は分母が洋楽でそれを意識しているが、次の世代になるとそのロカビリーを分母として新しい音楽を作るようになり、消化された洋楽を土台にしてるので、自分で大元のルーツの音楽を意識していなくて影響されるものが二重三重になってくる・・ というようなのが分母分子論?なのかな。

でロング・バケイションは自らのルーツの50年代ポップスの確認作業であったと言っています。それで盗作が目立つなどと言われたとか。

で肝心の氏のポップス元年は・・ 
「私の100枚」(サウンドレコパル81年所収)の一文と「巻末の年表」でわかりました。家にあった蓄音機で「お富さん」とか聴いてが、10才の時にコニー・フランシスの「カラーに口紅」をラジオで聞いたのが最初のポップスとの出会い。で中学時代の61.62.63年には当時のヒット曲のシングルを買い集める。64年の高校一年、ビートルズが出てきてLPを買うためにプレスリーのレコードを手放してしまう。66年ビートルズの日本公演をTVで見てギターを始める。

しかし「FMファン」に「サウンドレコパル」となつかしい雑誌です。

はぴいえんどがバッファロー・スプリングフィールドに影響を受けているようなのですが、こうみると氏の分母はアメリカンポップスとビートルズのようですが、次の世代の自分だとはぴいえんどが分母になってしまっている、ということでしょうか。

大瀧氏のHP「Amigo Gara-Ge」 手作りHPという感じでナマな読み応えが。

対談:船村徹氏と 2005年の姿が・・

上流階級倶楽部~ナイアガラなパラダイス UTOさんのHP 大瀧氏の作品一覧など細かいデータがたくさん


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大瀧詠一/ロング・バケイション

2007年07月21日 | 日本のロック
A LONG VACATION
A LONG VACATION 20th Anniversary Edition
 

今頃やっと大瀧詠一なんである。ナイアガラ音頭はリアルタイムでラジオで耳にしていたがふーんで終わっていた。「カナリア諸島にて」もかすかに当時耳にしてこれはけっこういいかもと思ったのだがきちんと聴いたことが無かった。これが出た81年あたりからあまりラジオとか聴かなくなっていたのでそのせいかなあとも思うのだが、よくわからない。

で前回の歌謡曲CDを作るのに抜けてる曲を求めてレンタル店に行ってふとこれも借りてみたのだ。1曲目「君は天然色」からまいってしまいました。「カナリア諸島にて」を聴いてると、大瀧さんのまろやかな声が波間に浮かんで、どこか南の島で浮き袋に乗ってゆらゆらしてる感じになります。どちらも恋が終わった歌ですが、松本隆のこの詞は「そうなんだよなあ」とまさにモノクロームの風景になってるところが潔い感じがして好きです。

NIAGARA TRIANGLE Vol.2
NIAGARA TRIANGLE Vol.2 20th Anniversary Edition

ついでにこちらも一緒に借りたのですが、「A面で恋をして」も詞が・・マシンガンで打ち抜いてよ の初々しい感じが遥か昔の恋を思い出すようです。

で勢いあまって「EACH TIME 」「Niagara Triangle Vol.1 」
アーリー大瀧詠一
アーリー大瀧詠一
 を借りました。「イーチタイム」は「ロング・バケイション」の延長という感じで通して聴くと大瀧ワールドにはまりますが、この「アーリー大瀧詠一」がよかった。初期のソロシングル、ソロアルバムなどからのベストらしいですが、「ロングバケイション」などよりロックっぽい感じがしいます。「びんぼう」とか「指きり」のベースがいいですね。それに”びんぼうひまだらけ”っていうのが笑ってしまいます。

一体どんな人かとウィキペディアや氏のHP「Amigo Gara-Ge」をみたらなんと岩手県出身と出ていてびっくり。はっぴいえんどには都会のイメージがあったので・・

でさらに興味がわき
「大瀧詠一―総特集 大瀧詠一と大瀧詠一のナイアガラ30年史 KAWADE夢ムック 文藝別冊」を頼んでしまいました。今日来るはずなんだけど、まだ来てません。



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ほんとは演歌体質だった?

2007年07月17日 | Weblog
犬の散歩をする時使ってるipodシャッフル。「おまかせ」というので入れ替えをしたら歌謡曲とニューミュージックが”おまかせ”で入った。ipodを買ってからはまあとりあえず入れておくか、という風な具合で「青春歌年鑑」とかフォークベストなんていうのも借りて入れておいたのだ。

ここ3週間ばかり土日はなぜか早起きが出来て河川敷を1時間くらい散歩していたのだが、人もいないし、周りは田んぼだし、日本語が聞こえてくるし、ナツメロはテンポがゆっくりだし、今の上司はカラオケ好きだし、という具合で思わず歌ってしまったのだった。私はあまり高い音がでないのだが、歌ってて音域が楽だったのは「花嫁」と美空ひばり。「花嫁」は以外や低かった。美空ひばりなどテレビ以外で聴いたことがないのだが、なんと「柔」などびっくりするほど自然にコブシを回せてしまう自分にオドロキ。ホントは演歌体質なのでは?などと思ってしまった。

で勢いあまって「邦楽セレクト」と題してCDを作ってしまった。

1.真赤な太陽(美空ひばり) サビのところが情熱的
2.柔(美空ひばり) コブシって気持ちいいのね
3.港町ブルース(森進一) 背のびしてみる海峡を の詞がいいです
4.雨の中の二人(橋幸夫) 雨が小粒の真珠なら・・ 詞がいいです
5.恋のフーガ(ビーナッツ) 勢いのある曲です。
6.二人の銀座(山内賢&和泉雅子) 和泉雅子の声がすごく若い
7.柳ケ瀬ブルース(美川憲一) 美川さんの低音好きです
8.天使の誘惑(黛ジュン) 調子がいいです
9.雨に濡れた慕情(ちあきなおみ) バックの演奏が以外にcool
10.もう恋なのか(にしきのあきら) あーこのさみしさはもう恋なのか 詞がいいです
11.夜と朝の間に(ピーター)詞がいいです
12.人形の家(弘田三枝子)これカラオケで歌ったら引くかな
13.砂に消えた涙(弘田三枝子) 日本語がなじんでます
14.夢見るシャンソン人形(弘田三枝子)これも日本語がなじんでます
15.どしゃぶりの雨の中で(和田アキ子)
16.どうぞこのまま(丸山圭子)カラオケで歌える数少ない曲
17.さらば青春(小椋佳) 黒い犬が出てくる所がいいです
18.雪(猫)しゃれてます
19.迷い道(渡辺真知子)これは詞全部が好き
20.スローなブギにしてくれ(南佳孝)
21.君は天然色(大瀧詠一)・・なんと今はまってしまいました
22・カナリア諸島にて(大瀧詠一)

日本の歌は1行でも詞に好きな部分があると好きになるみたいです。逆に一言でも気に入らないと嫌いになってしまう。

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マーティ・フリードマン

2007年07月07日 | ロック
日経夕刊(2007.6/20)にメガデスのマーティ・フリードマンの記事が載っていた。”日本のポップスは質が高く有望””世界一自由な音楽環境”という題字。

実はメガデス、そりゃ名前は知っているが聴いた事はないし、ましてマーティの名前も知らなかった。少し前にNHKの「英語でしゃべらナイト」をみていたらちりちり頭の外人が出てきて~元メガデスのマーティーさんです~という紹介とともに流暢な英語で(もちろんですね)、いや流暢な日本語で話していた。そこで実はjpopが好きな事も話していた。

新聞では日本とアメリカの音楽事情の違いも話していて興味深い。
jpopにはバラード、アップテンポ、サビ、転調など考え抜かれたメリハリがあり、一人の人がハードなものとバラード的なもの両方をやるのがいい、と言っている。
アメリカだと一旦ヘビメタバンドだ、とカテゴライズされたバンドがバラードをやったりすると「ひよった(日和見だ)」と言われるのだという。(・・この、ひよった、というのはマーティが発した言葉でしょう。記事は記者の聞き取りです。なかなかの日本語使い)

一番興味深いのは、jpopが歌のメロディーをしっかり作って、その上でアレンジするのに対し、アメリカでは歌のメロディをそれほど大事にしないと言っていること。アメリカの歌といっても多種多様だから一概にはそう言えないんだろうけど、これはけっこううなずける気もする。これは一音に単語を載せられる英語と、一つの言葉が何音かに分かれてしまう日本語との言葉の違いにもよるのかもしれない。けど最近の若い人の曲は音だけ聴いてるとほとんど洋楽と区別つかなかったりするのだが、彼が聴くとメロディアスに感じるのか。

華原朋美が大好きなようで、実は彼女はCDよりすごく歌が上手いのにびっくりしたそう。アメリカではヘタウマは理解されないとのこと。アメリカではルックスではないらしい。

マーティのオフィシャルページ いきなり音が出ます。マーティ・レポートの日本語は彼が書いてるのかな?

マーティの携帯電話に関する記事 これも英語と日本語の違いが興味深いです

マーティのJPOPメッタ斬り 「日経エンタティメント」に連載してるのがネットでも番外編で読めます。なかなかおもしろいです。

Rust in Peace
Rust in Peace
 1990発売。4th。 この年マーティが加入。全米チャート初登場23位。これで人気が広まった。

Countdown to Extinction
Countdown to Extinction
 1992発売。5thアルバム。全米2位。大ヒットしたそう。マーティは2000年に脱退。


フォノスコープ
フォノスコープ (初回限定盤)(DVD付)
 スガ シカオ
超ファンキーなイントロと70年代のバブルガムなサビが素晴らしいと言ってます。カネボウ化粧品のCMらしいですが、気付きませんでした。






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