ペレアスとメリザンド(Eテレ)

2015年02月09日 | クラシック
EテレN響、9時半位から見る。日曜、何も見たいものがないとBGMがわりにつける時がある。オーケストラを前に男性、女性が譜面を見ながら歌っている。男性は荒々しくいらついた感じで声高に、女性はとても通る高い声。字幕が出ているので読むと、父親が妻の逢引の場をなんと窓越しに子供に見させ、二人は見つめあっているのか~♪ そうだよ~♪ 子供役はふくよかで丸顔の女性。オペラではないが手の動きや体のちょっとした動きで7,8歳の男の子なのかな?と想像する ・・・服装は現代のものだが、どうも王様らしい。場面が変わると、また新たな人物、当の妻とあれ、王様の父? というわけで、またぐぐりながらみると、題名は「ペアレスとメリザンド」、なんとあの青い鳥のメーテルリンク原作の戯曲。筋書きだけ追うと、とある王国で、兄王子はメリザンドという娘(王女)を見染め妻にするが、妻は異父弟と恋仲になり死が訪れる、という話。字幕を読んでいても筋の展開はすぐ想像がつく。だがこれに当時の作曲家たちはそそられたらしい。ドビューシー、フォーレ、シェーンベルク、シベリウス、ウォレスと5人も作曲している。やっていたのは、ドビュッシーので、指揮者はデュトワ。最近、感性が鈍っているらしく、なんと陳腐な筋書きよ、と思うのだが、しかし5人も作曲してる。そして検索から「象徴主義」の作品、と出てきて、これまたそれがわからず検索すると、外面の写実より内面を描く・・ 絵だとルドン、モロー、クリムト、・・おおそうか。舞台となる森の王国、死は何かを象徴しているらしい。同じ象徴主義でも文学、音楽より絵の方がとりあえず表面だけ視界に入る分分かりやすいかな。

となにかよくわからないのだが、とうとう最後まで観た?聴いた?のだった。男の子役の人がよかったからかも。そしてオペラのような劇でなく、登場人物が場ごとに入れ替わり、立って歌うだけ、というのがよかった。

N響2014.12.5の演奏会でした。 配役あり。
男の子イニョルド役はカトゥーナ・ガデリアという方でした。

なんと、1枚のCDに4人の作曲家のバージョンが入ってる。しかもジャケットはバーン・ジョーンズじゃないですか。
ペレアスとメリザンド
シベリウス,ドビュッシー,シェーンベルク,フォーレ,ボド(セルジュ),コンスタント,チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
日本コロムビア



原作は
対訳 ペレアスとメリザンド (岩波文庫)
杉本秀太郎訳
岩波書店
 1892年の作

N響のページに「メリザンドの正体」と題するフランス文学者↑岩波文庫の訳者、杉本秀太郎氏の文が載っています。水の神に仕える巫女ではないかというのだが。
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吉松隆 還暦コンサート

2013年03月22日 | クラシック
20日、吉松隆還暦コンサートに行ってきました。お目当ては東京フィルによるタルカス。ほぼ満員の東京オペラハウス。ああーしかしお目当てのスターを見るわけでもなし、S席でなくてもいいや、と思ったのがまちがい。なんと3階袖席。ここだと舞台の半分しかみえなくて、ティンパニがまったくみえませんでした。まあ、しかし吉松氏のblogにあったとおり、キース・エマーソンが吉松氏の隣に座ってるのがよく見えました。栗色の髪とアゴの線から、そうに違いないと思ったのですが果たしてそうでした。最後に舞台にもあがると吉松氏と同じくらいの身長でした。少しふっくらしたでしょうか。おまけになんとキースがhappybirthdayをピアノで弾き始めて、立ったままの姿勢だったのであわやナイフでも出るのではないかと思うと、四角いバースデーケーキが出てきて赤いちゃんちゃんこと帽子が吉松氏に進呈されました。

十二弦琴や、チェロとピアノなどの室内楽などの一部。須川展也氏のサイバーバード組曲の二部。そして平清盛のテーマ曲とタルカスの三部。一部では左手の舘野泉氏に大きな拍手があがりましたが、左手だけでもあんな豊かな世界を奏でられるのかと驚きでした。しかも力強い。かわって田部京子さんのピアノはなるほどプロのピアノ弾きはこういうもんかという、高級な陶磁器売り場を歩いているような空気が漂い~比喩が飛躍してますが、なんというか繊細だけど硬質なとても洗練された、という音の印象でした。須川氏が出てくるとひときわ大きな拍手が。サキソフォンが鳴り出すや、豊かな艶のある音色が元気に飛び回り自分の後ろに回ってくる感じでした。25歳の作品だというドーリアンもなかなかのもの、タルカスの片りんを感じます。

いよいよタルカス。指揮、団員ともにサァ、ヤルゾといった緊張感。いえこちらの期待がそうだったのでしょう。何回も聴いた初演のCDと比べるとややテンポが速く始まった気がします。ティンパニは見えなかったけど、太鼓の二人とマリンバは見えたので、そちらを注視しました。吉松タルカスはマリンバと太鼓が好きなのです。最後は指揮の藤岡氏の両腕がぐるぐる回り最高潮で終わりました。生の醍醐味を存分に味わえ、やはりキース・エマーソンにこういう形で会えるなんて、吉松さんありがとう。72年の7月にちょっとタイムスリップ、吉松さんもキースと迎える還暦は感慨深かったのではないでしょうか。

なんと、吉松氏のblogをみると、21日つい数時間前BSjapanにキース・エマーソンが出たというではないですか。しかし吉松氏、コンサート終了後にすぐblog書いてるんですねえ。帰宅後は疲れてしまいPCも見ずに寝てしまいました。カメラは入ってたのであとでDVDでもでるのかと思ってましたが、5月1日AM6:00~6:55にNHKBSプレミアムで放送だそうです。

還暦コンサートのリハーサル中にキースへのインタビュー記事

コンサートの記事


タルカス~クラシック meets ロック
藤岡幸夫,東京フィルハーモニー交響楽団,中野翔太(ピアノ)
日本コロムビア




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悲しき玩具~吉松隆ギター組曲(福田進一・ギター)

2012年03月10日 | クラシック
優しき玩具~吉松隆ギター作品集
福田進一(ギター)
コロムビアミュージックエンタテインメント
 2009.12.13

もう1枚、吉松隆氏のを聴いてみました。こちらはギター曲。久しぶりに聴く福田進一さんのギター。2,3年前、バッハのギター曲にはまりいろいろ聴いて、その時福田進一さんもずいぶんききましたが、そちらはわりと大仰な感じがしたのですが、ここでは曲のせいもあるのかすごくリラックスしてやわらかい感じです。曲そのものが、優しい感じがするせいでしょうか。
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サイバーバード・組曲/須川展也

2012年03月10日 | クラシック
サイバーバード-サクソフォン協奏曲集
須川展也,グラズノフ,ドビュッシー,イベール,吉松隆,パリィ(デビッド),フィルハーモニア管弦楽団,小柳美奈子,山口多嘉子
EMIミュージック・ジャパン
 1996.7.10

タルカス以外の吉松隆さんの曲を聴いてみたくて購入。以前須川氏のサックスを聴いたことがあり、音色がいいなと思っていたので、これにしてみた。期待にたがわず、明るく溌剌とした、またジャズとは違ったサックスの魅力がある。曲そのものは、なにか平清盛を思わせる旋律がある。


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タルカス&展覧会の絵(黒田亜樹)

2012年01月22日 | クラシック
タルカス&展覧会の絵
黒田亜樹,ムソルグスキー,ピサーティ,杉山洋一,クァルテット・プロメテオ,カーゾリ(エレナ),ベン・オマール(マウリツィオ)
ビクターエンタテインメント
 2004.4

吉松隆さんのタルカスを聴いて他にもこういうのがあるかと探して聴いてみました。こちらはオーケストラではなく、展覧会の絵などはけっこう原曲に近い演奏。タルカスはこれはこれ、こういう演奏もあるということで。2012.1.22購入
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バレエ「春の祭典」・中国の不思議な役人/サロネン(p)

2011年11月28日 | クラシック
車中でラジオを聴いていたら現代音楽風な音が聴こえてきて、サロネンという名前だけを覚えていて、検索して買ったもの。結局車中で聴いてたものは何だかわからず買ったCDはその曲は入ってなかったような。2011.11.28購入


ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
2006.1ロサンゼルス・フィルハーモニー 本拠地ホールでのライブ録音
ユニバーサル ミュージック クラシック
 2011.5.11


LAヴァリエイション~サロネン自作自演集
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
 
2001.12.19

サロネン:ロサンゼルスフィルの音楽監督
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竹内正実/タイム スリップス アウェイ

2010年01月16日 | クラシック
TIME SLIPS AWAY

bootrecord
2006
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竹内正実さんのテルミンコンサートに行ってきました。前に見た映画「テルミン」で初めてテルミンなるものの存在を知り興味を持っていたのですが、実際に見て聴いたのは初めてです。

ピアノの伴奏で「星に願いを」「ひばり」や「モスクワ郊外の夕べ」などに続き、濱口晶生さんと2台で「コンドルは飛んで行く」やはりハモると面白いです。が音程が難しいかも。”マトリョミン”に替えウクレレ伴奏で「お嫁においで」歌謡曲だけど一体どうなるのか?と思っていたのですがテルミン風にうまく料理されてました。伴奏はピアノよりウクレレの方がいいのでは?さらにおもちゃのピアノの伴奏で「Over The Rainbow」これがよかったです。おもちゃのピアノの響きが星屑が夜空に落ちるようでした。最後が2台で「恋のバカンス」これまたピーナッツの歌謡曲ですがテルミンで聴くとロシア民謡風にも聴こえました。テルミンは音と音がつながるのでそれを生かしたアレンジというか奏法でやると、元曲とは違った味わいになり、そこが聴き所なのかと思いました。

竹内氏がコンサートを盛り上げようとマトリョーシカ人形に毛皮を着せたり、自分で頭に毛皮帽子をかぶったり何か涙ぐましい努力をして、思わず帰りに上のCDを会場で買い、サインをしてもらいました。

この「タイムスリップスアウェイ」最後の「Ether1920-Moscow Night」を除き全曲青木朋子さんという方の作曲。ituneに入れるとnewageとジャンルずけしました。コンサートだとともするとピアノの音が大きくなりがちだったのですが、こちらはうまく調和してます。曲もテルミンの特性にうまく合ってる感じ。


「マトリョミン」あのマトリョーシカ人形にテルミンを入れたもの。竹内氏考案だそうです。会場で実物がありましたが、44,000円也 というわけでその足で

大人の科学マガジン Vol.17 ( テルミン ) (Gakken Mook)
大人の科学マガジン編集部
学習研究社

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をついに買いました。ついにというほどでもないのですが、2年前の発売時買うかどうか迷って結局買わずじまいだったのです。


中身はこんな感じ


組立完了。慣れてる人にはすぐできるらしいが、ネジも小さく老眼にはきつかった。肝心の音ですが、竹内氏が「音の出る原理はラジオと似てるんです」と言うとおり今のところラジオのチューニング音様のものしか出ていません。最初のチューニングがどうもまだよくできません。
追記:翌朝またやってみると、感じがつかめ非常にあやふやな「チューリップ」のメロディラインがとれました。家人に聴かせてみると、なんとか題名を当ててくれました。

学研「大人の科学マガジン」のHP 演奏実演あり。外部アンプにつなぐと音が大きくなるようです(ってあたりまえか)


最近バージョンUP製品が出たようです
大人の科学 製品版 テルミンPremium

学研

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バージョンup版学研のページ演奏デモ 

竹内正実さんのHP 映画「ノダメカンタービレ」でテルミンを演奏する場面があるそうなんですが音は竹内さんの演奏だと言ってました。

このblogの前のテルミンの記事
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ヤナーチェク/シンフォニエッタ

2009年08月02日 | クラシック
ヤナーチェク:シンフォニエッタ
アンチェル(カレル)
コロムビアミュージックエンタテインメント



聴きました「シンフォニエッタ」
「1Q84」を読んで、またyoutubeでちょっとさわりを聴いたらなにやらおもしろそう。これは聴いてみようかと。青豆が買ったのは「バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ」らしいのですが、ヤナーチェクの別の作品も入ってるこれにしてみました。

最初の管楽器が、ぶはーっっと無防備に全開。どうも小説で使われてる場面を思いながら聴くので、不穏な予兆を感じようとしてしまいます。
解説を読むとチェコ人のヤナーチェクが1926年に体育協会の全国大会の開会ファンファーレとして書いたものだとあります。するとこれからの大会での選手たちの意気を高揚するためのものなのですが。。 9本のトランペットとバス・トランペット2、テノール・チューバ2、ティンパニが最初の第一楽章らいしです。バス・トランペットとテノール・チューバが音の印象を決めてるのかな。ともあれちょうど通勤途上で聴き終わる約25分。なかなかおもしろい曲でした。しかし高速では聴かない方がよいのかな?


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辻井伸之/debut

2009年07月30日 | クラシック
debut
辻井伸行
エイベックス・マーケティング




コンクールのテレビ映像を一目見て聴いて魅了されてしまいました。これまできいたどのピアノより(ってあまりクラシック聴いてないですが)軽やかな音。CDが届いてから3日ばかり通勤の行きかえりに聴いています。

なんというかたくさんの輝く真珠が小さな音をたて踊っているような、きらきら輝く川面のたくさんの光が舞っている様な、夢見るような軽やかな音でした。
1枚はオリジナルですが、やはりショパンの方が軽やかな音の洪水をより楽しめます。リストの「ハンガリー狂詩曲」ああ、このメロディがこの曲だったんと納得。この曲はもっと重々しいく騒々しい方がいい気もしますが、こう軽やかに弾くとすべて夢心地に聴こえてきます。
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山形由美

2007年12月22日 | クラシック


先日、「山形由美とヴェネツィアの仲間たち クリスマストリオの夕べ」と題するコンサートに行ってきました。

山形由美さん、見るのも聴くのも初めてでした。とてもステキな衣装で優雅に登場。華があります。フルートの音はおだやかで軽やかでした。仲間たちとはピアノ、パオロ・コニュラート氏、チェロがダビデ・アマーデオ氏。ともにヴェネツィア室内合奏団の団員でパオロさんが創始者。この仲間たちがまた素晴らしかったです。特にチェロのダビデさんは立ち居振る舞いがなんというか派手でおもしろく見ていて楽しい方でした。もちろん演奏も大きく広がりのあるものでした。

写真はイルミネーションに飾られた会場。

心の中の宝石
心の中の宝石
 演奏:三村園子(フルート)
実は20才の時、急にフルートをやってみたくなって成人式でせしめた?祝い金でフルートを買ったのです。ちょうどその頃NHKで「フルートとともに」という番組をやっていて最初はそれで練習しました。その時の講師が三村園子さんでした。当時学芸大の先生をしていたと思います。教え方がとても上手で、お手本の演奏がとても力強いのです。音色が太くて丈夫そう?という感じでとても好きでした。で山形さんの演奏を聴いたら急に聴きたくなってamazonで購入しました。

吹いても聴いても気持ちいい曲は「浜辺のうた」。番組のテキストにも入っていて、三村先生の演奏がとても力強くて、夏の朝の冷気を感じたものです。残念ながらこのCDには入ってませんが、下のジェームズ・ゴールウェイ氏のに入ってました。


ベリー・ベスト・オブ・ジェームズ・ゴールウェイ
 ジェームズ・ゴールウェイ
もう一人好きなフルート奏者はこのジェームズ・ゴールェイ氏。音色が太くて金色に輝いてるような感じがします。フルートがもしかしたら一回り大きいのでは?と感じるくらい。ずっとCDで聴きたいと思ってましたが今回勢いづいて大人買いです。山形さんはこのジェームズ・ゴールウェイ氏に師事したそうです。



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