美山たそがれメール

山村の四季情報や暮らしを発信します。

たそがれ世代のおばちゃんのブログです。

鹿 我が物顔に村を荒らす

2019年06月11日 | 日記
天気は良くない。曇りがちで肌寒い日が続いている。
体調も良くない。気温の高低差についていけないのと
寒さが良くないんだ。甲状腺機能低下症は敏感に反応する。
気力もなくて何もする気になれない、家の中でごろごろ。

午後移動販売車の日で下のカフエに降りると
「おばちゃん、鹿にバラの蕾を食べられた。今日切って生けようと
思ってたのに。ブルベリーも紫陽花の蕾もたべられたわ。きれいに
刈ったようになっつている」
とN さんは言った.そばに座っていたKさんは
「猪が畑の周囲を掘ったわ。どうしようもないわ」と
猪、鹿が我が物顔で村を徘徊して荒らしているのだ。本当に頑丈に
柵や網を張っておかないと彼らの方が賢くて畑に入るのだ。
紋次郎が死んで村に犬が一匹もいなくなり、山の獣たちの敵が
少なくなったのだ。下のおじさんも85歳になり狩猟免許を返した。
それらのことを彼らは知っているかのようだ。
帰り際、私はNさんに
「大事な花は家の中に入れときや」とアドヴァイスした。

朝日新聞の人欄のタイトルに「限界集落の終活」と書いてあった。
私は終活より消滅集落に一気になると思っている。私の集落は14戸
で14名しか住んでいない。空き家も5軒もある。80歳以上が6名だ。
あと何年集落として維持できるかなあ?

生ハムを食べる

2019年06月10日 | 日記
昨日、長期滞在するドイツ人がお土産に生ハムを持ってきてくれた。
私はスーパーやお肉屋さんで生ハムを買うことがなかった。値段が高いのと
塩分がきついので食べなかったのだ。夕食にサラダに添えると夫は食べた。
私はポテトサラダにハムの代わりに入れた。なんと美味しいことか。生ハムの
塩分がいい塩梅になった。食パンに玉ねぎのスライスと生ハムを挟めば美味しいだろう?
ドイツ人はパンに拘りがあり、日本の食パンは食べないので、美山に在住のドイツ人が
パンを焼いてきてくれた。食事は自炊なので、私は作らない。時々彼らの夕食に
相伴してドイツの味を楽しみたい。

テレビ番組を作るそうだがどんな視点で日本の田舎をえがくのだろうか?
昨夜も話していたが今ドイツでは移民を抱えて色んな問題点も出ているそうだ。
6週間3人が滞在するのだが、どんな世界情勢が聞けるのだろう?

朴葉ごはん

2019年06月09日 | 日記
今日も一日すっきりしない天気だった。5時半に起きて米をといだ。
地場産の豌豆が手に入ったので、豆ごはんを炊くことにした。
昆布と酒、塩を入れてガス釜の火を点けた。ガス釜は20分ほどで
炊ける。その間にサンドイッチを作る。トマトは小浜産、胡瓜は
地元の物が手に入った。ぼちぼち地元産の野菜が手に入るように
なってきた。

炊けたご飯を蒸らし、朴葉を敷きその上に豆ごはんをのせた。
朴葉ご飯の出来上がりだ。6月になると朴の葉も大きくなり
豌豆も大きくなる。朴の葉の香りがご飯に移り美味しくなる。
私たちが幼かった頃、田植えのおやつによく作ってもらった。
懐かしくてこの時期にいつも作る。

友人から電話があり「猿が畑に入るので玉ねぎを抜いた。いる?」
「もらうわ」と私は答えた。
夫が玉ねぎとスナップエンドウをもらってきた。夕食に玉ねぎのスライスサラダ
とあげとスナップエンドウの煮物を作った。

6時半過ぎ今晩から長期滞在のドイツ人がやってきた。


梅雨寒か?

2019年06月08日 | 日記
今日は朝から雨で気温も上がらず寒い。梅雨寒か?
近畿地方は梅雨に入ってはいないが、関東、甲信、北陸地方は先日梅雨入りした。
畑に走ると野菜苗は生き生きしていた。小さかった雑草も多くく伸びた。
寒いので家の中にいた。明日から泊のお客さん用に布団の準備などする。
明日も寒そうだ。

畑の一隅にバラも植えている。今咲き出したがバラを育てるのは
難しい。特に雨に濡れると花は汚くなるし虫も良くつく。薬を
散布しないときれいな花は咲かないと言われる。30数年前ロンドンに2カ月
近く滞在していた時ホームステイ先の庭にはバラが咲き乱れていたが
日本のバラのように立派な花ではなかった。庭に咲いているだけでバラの
存在が感じられていた。ニュージーランドのクライストチャーチの家庭の
庭でも強くたくましく咲いていた。これらの地域ではバラの咲く時期
雨もあまり降らず湿度も低く気温も日本のようにこ高温でなくバラの生育に
は最適の土地だったようだ。私は我が家の庭で咲くバラに早くこの地に適応
してよと声をかける。

久しぶりの雨

2019年06月07日 | 日記
朝の5時過ぎから雨が降り始め一日中降ったり止んだり。
雨の合間を縫って胡瓜の種を撒いたりオクラの苗を植えたりと
何かと忙しかった。長い間降らなかったので畑の野菜苗には
めぐみの雨となった。

午後は移動販売車の日で下のカフエに降りる。鹿が村中を徘徊して
いるようで、植えたばかりのサツマイモ苗を食べられたり花畑に
植えてあったブルーベリーも小さな実を食べられたと口々に
言っていた。わが家も花畑のアルストメデイアの蕾を食べられた。
鹿の数が多いので猟師さんが仕留めても追いつかないのが現状だ。
畑にだけは入られたら困るので、厳重に柵と網とトタンで囲って
いるが、万全とは言えない。

アスパラ畑を作る。

2019年06月06日 | 日記
朝からいい天気で母屋のこたつ布団とカーペットを干す。布団カバーも
はずし洗濯をする。掃除機もかける。炬燵をしまい座机を出す。もう炬燵は
いらないだろう。日曜日から長期滞在するドイツ人のために冷蔵庫も掃除する。
彼らは自炊なので台所も使う。

隣村のSさんから電話があって昼食をともにすることになった。彼女はバイクで
鯖すしや鉄火巻きなど持ってきてくれた。12時前に来て1時半までいた。色んな
話をして帰って行った。彼女の住んでいる地域も高齢者ばかりで話し相手もない。
我が家とは遠い親戚にもなるので、お互いに行ったり来たりしている。

5時過ぎから畑に行き耕していたら夫までやって来た。彼は鍬で耕すかと
思っていたらミニの耕耘機を持ってきて、あっという間に耕した。私が3回も鍬で
起こしたのに。でも私は力がないので表面しか起こせていない。耕運機は深くまで
土を攪拌する。ついでに鶏糞も混ぜた。あとは木灰も入れよう。我が家の畑はスギナが
よく蔓延る。酸性が強いような気がするので木灰を入れて少し中和する。
明日は雨が降りそうなのでそれまでに畝をあげて苗床を作ろう。来年の春にアスパラを
少しでも収穫したいので、私は必死でアスパラ畑を作ろうとしているのだ。

アスパラ、苺に負けました。

2019年06月05日 | 日記
毎年、苺もアスパラも収穫できるのにこの春はほとんど収穫無し。

苺は春先に畑に鹿が入り新芽を全部食べておまけに根っこまで
掘り起こしたのですから成長しませんでした。昨秋にタキイの
高い苺苗を植えたのに残念でした。この秋に苺苗を植えるとき
鹿対策を考えようと思っています。たくさんはなりませんがジュース用
などに重宝してたので、返す返す残念です。

アスパラはほとんど出ませんでした…不思議に思い掘ってみると
土の中で根が腐っていたのです。植え方が悪かったのではとネットで
調べたのですがそうではありませんでした。鍬で土を掘ってみると
土の塊ができて、たぶん根が下に伸びることができなかったのではと
思います。耕して土の塊を手でつぶしているのですが、もう数回
畑を耕やす必要がありそうです。本来この畑は田んぼだったので
畑にするまで時間がかかりました。数年耕さずにジャンボアスパラの
苗を植えたのですから、根っこが伸びきれなかったようです。ただ
小さなミミズがたくさんいたので土の質は悪くはなさそうです。
そんなわけで6時過ぎまで畑にいて、くたくたで家に帰ってきました。

でも明日も畑に行きます。残っているアスパラ苗を定植するまで。

茅葺きの母屋で一服

2019年06月04日 | 日記
このところ暑い日が続いている。こんな田舎にいても暑く感じる。
日中は外に出られない。というわけで今日も茅葺きの母屋で一服。
大きなこの家は窓を開け放し網戸にすると四方から風が入る。
昨日生けた芍薬と今朝摘んできたバラの花を玄関に2か所居間に2か所
テーブルに2カ所生け、花に囲まれている。60インチの大型テレビを
つけてソファに横になる。なんと気持ちのいいことか。裏の池では鯉が飛び跳ね
蛙の声が響く。誰も訪ねて来る人もない。

私が嫁いだころは裏山は雑木林で6月になると笹百合が咲き乱れていた。
あのころはもっと牧歌的だった。亡き舅が家の際まで杉を植え、笹百合も
ゼンマイも消えてしまった。池も泥の池で鰻も潜んでいた。
杉を植えれば金になるという考えが抜けない人だった。池は国の施策の耕地
整理で棚田のような小さな田んぼは大きくなり泥の池がコンクリートになって
米作用のため池に変わった。誰も反対せず大きくなった田んぼに喜んだ。
50年も経つと過疎の集落になり高齢化も加わり杉の山は手入れもされず
荒れてきた。田んぼも耕作放棄地になってきた。いずれ消滅集落になるかもしれない。

私は舅や姑が住んでいた茅葺きの母屋を農家民宿B&Bにした。そのまま朽ち果てる前に
一時の華やぎを与えたかった。何の宣伝もしないのに訪れる人も増えて家が生き返った
かのように思う。お客さんのないときに家を開け放し私の休息の場所にしている。

虫刺されでダウン

2019年06月03日 | 日記
昨日夕方草引きをした。何かに刺されたようだが気にしていなかった。
夜中目が覚めた。瞼の周辺が腫れて熱をもっていた。保冷剤を
取って来て冷やしたが熱は下がらなくて一晩中眠れなかった。
明け方熟睡したようで、8時半に起きた。今日は一日中瞼周辺が
熱ぽっくて睡眠不足で眠かった。予定していた畑仕事もやめて
一日中家の中にいた。夕方になって、やっと落ち着いた。
多分地鉢にでも噛まれたのだろう。すぐに皮膚科に行けばいいのだが
私は病院には行かなかった。以前なら腫れるだけで熱など出ず虫に
平気だったが歳を取ると抵抗力も免疫力も落ちるのだろう。
それに40年間様々な薬ものんでいるので、それも影響しているかもしれない。

部屋の芍薬が頭を下げていた。昨日埋けた花なのにおかしいと思って壺の
中を見ると水がなくなっていた。多分本数を多く入れたので吸い切ったようだ。
大急ぎで水を入れた。夕方には元の芍薬に戻った。

芍薬とクリスマスローズ

2019年06月02日 | 日記
今日は一日曇り空で畑仕事に最適と思っていたのに
虫の襲撃を受けて首と顔を噛まれた。腫れぼったくなり
熱を持った。以前なら虫に噛まれたぐらい気にもしなかったのに
70歳を超えると虫への抵抗力も落ちて私の方が負けてしまう。
午後広河原の友人の家に豆ごはんや蕗の炊いたんや座骨神経痛
の書かれた記事をコピーして持って行くことにした。

行く途中村の三角の空き地で車を止めてもらい芍薬を数十本手折った。
蕾のもの、花が咲き出したものなどが一面にあった。
数十年前に空き地を夫に整地してもらい芍薬を半分、クリスマス
ローズを半分植えた。そして真ん中に亡き舅の88歳の時に記念樹と
して枝垂れ桜を植えた。心配していた鹿や猪の被害もなく毎年咲いてくれる
クリスマスローズも芍薬も薬草にも独奏にもなるらしく獣たちは食べようと
しないのである。彼らは植物の植生をよく知っているのだ。
彼女は大きな壺に生けた。花店で買った花と違い色も鮮やかでたくましい。

私も帰りがけに数十本手折り母屋と自分の部屋に生けた。花があるだけで
部屋は華やぐ。つぎはカサブランカが咲くだろう。苗代や球根代を考えると
高くつくが、これは私のささやかな贅沢なのだ。

山蕗を摘む

2019年06月01日 | 日記
朝から布団を干してシーツの洗濯をして部屋の掃除もする。
お昼過ぎ京都の友人夫婦がやって来た。目的は蕗摘みだ。
母屋で昼食を済ませ蕗摘みを始める。彼女のために軒下の
蕗に網を被せて鹿からも守っていた。早く摘みに来ないと鹿に
食べられるよとも言っていた。2時間ほどかかり摘み終えた。
山椒の実もほしいとのことで枝ごと取って来て実を摘んだ。
今年の実は少し小粒だ。雪が少なかったことも影響しているのだろう。
3時過ぎに彼らは帰って行った。
夜テレビのニュースで山椒の実の収穫を映していた。
私は2日前に宿泊していた中学生が摘んだ蕗を煮ることにした。
朝から湯がいて夕方まで干していた。それらを砂糖、醤油で2時間
あまりかかり煮上げた。まあまあの仕上がりだ。
京都の友人もいつも上手に煮る。彼女は丁寧に煮るのだ。
山菜の煮物は簡単な様で難しい。毎年同じ味に煮るのは至難の技である。
どうしても急いで煮るとよくない。

今年もこれで蕗摘みは終わりだ。