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スローが弱点、ドリパス

2007-03-19 18:51:05 | 競馬(レース回顧・反省)
スプリングステークス

結果

 1着◎ 1番フライングアップル
 2着▲11番マイネルシーガル
 3着○ 6番エーシンピーシー
 4着  5番ショウワモダン
 5着  3番スクリーンヒーロー

 8着△ 2番サンツェッペリン
 9着☆ 8番フェラーリピサ


逃げたショウワモダンが、上がり37秒2で、4着に残っちゃうという、なんとも他の馬のだらしなさ、というか、不甲斐無さが目立つレースとなった。

勝ったフライングアップルは、やや出負けした感もあり、道中は最後方という思い切った戦法を取ったが、スローペースが幸いして、先頭との差もそれほど大きくならなかったのは幸運だった。
しかし、このペースにしては、フライングアップル自身の上がりが35秒8と、極めて平凡なタイム。 まあ、それでもメンバー最速ではあるので、キッチリと能力を出し切ってのものだろう。

それにしても、それほど馬場が悪いわけではないのに、このようなタイム(勝ち時計は1分49秒0)になるのは、何故だろう?
馬群のペース自体は、落ち着いているように見えるのだが、どの馬もリズムに乗れていなかったということなのだろうか?
いずれにしても、このようなレースは、時折散見するのだが、馬の能力を判断する上で、オイラは、そのレースでの上がりタイムの順位をかなり重要視している。
上がりタイムの絶対値もさることながら、この相対値が高い馬ほど、レースに対する適応力を示すものと思うからである。
しかしながら、やはり、絶対値の高い馬は、それなりに相対値も高く、今回のようなレースでも、ちゃんと上位には来ていることは言うまでも無い。

2着マイネルシーガルは、上がり3位で36秒7。
3着エーシンピーシーは、同じく2位で36秒6。
しかし、勝ったフライングアップルとは、コンマ8~9の差があることを考えれば、本番でフライングアップルに印を打てたとしても、これ以下の馬には、難しいという結論。

ただし、今回、8着に終ったサンツェッペリンは、本番前のひと叩きという要素もあり、やはり逃げた時の粘りは、十分警戒に値するだろう。

フェラーリピサは、どうしたものか?
いくらなんでも負け過ぎだと思う。

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阪神大賞典

結果

 1着○10番アイポッパー
 2着◎ 2番ドリームパスポート
 3着▲ 7番トウカイトリック
 4着  1番デルタブルース
 5着  5番アマノブレイブリー


スローペースでリズムを掴みきれなかったドリームパスポートだが、まあ、本番では、大丈夫ではないかと思う。
勝とうと思えば、掛かった段階で、先頭に立って押し切れるだけの能力は持っているのだが、ここで無駄な消耗をしても仕方が無い。菊花賞であれだけのレースをした馬でもあり、試走としては、十分であったと思う。
まあ、勝つに越した事は無いのだが、今回は、レースがこの馬のリズムに合わなかった。

逆に、勝ったアイポッパーは、当に、この馬には、うってつけのペース、位置取りであったと思う。
もちろん、この馬も、ドリームパスポート同様、割と速いペースでも、先行していれば、かなりの粘りを発揮できるし、切れ味も持っている。ナリタトップロード級の実力はあるのではないかと、オイラは思っています。 本番に向けて、良い試運転が出来たのではないかと思います。

3着トウカイトリックは、最速の上がり34秒0。
着実に力を付けているように思います。
本番でも要注意ではないでしょうか?

デルタブルースも差の無い4着で、試走としては十分でしょう。 流れが一気に変わった残り800~600mでも慌てずに、この馬本来のスパート地点(残り600m)を守って、上がり34秒1。 59kgの斤量を考えれば、この上位4頭に、ほとんど差はないでしょう。

ただ、やはり血統的には、ドリームパスポートに、最後のひと踏ん張りが足りないように思います。
3~4コーナーで一気にスピードに乗って、押し切れるレースが出来なければ、不完全燃焼な結果に終る事も考えられます。
ドリームパスポートにとっては、スローペースこそが、最大の弱点のような気がしてなりません。

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