散歩の時に見つけた

東京都内を散策しますが、こんな所にこんな物がと再発見します。写真等を添えて記録します。

かっぱ寺・曹源寺(台東区松が谷)

2007-04-11 07:53:44 | Weblog
 

 

 伝承によると文化年間(1804~17)に、この地の住人で雨合羽商の合羽川

太郎(合羽屋喜八)という人物がいました。この付近は水はけの悪い低地で、雨が

降ると洪水になり、人々は困窮していました。川太郎は私財を投じて排水のための

掘割工事にとりかかりました。この時、かつて川太郎に助けられた隅田川の河童が

工事を手伝い、掘割工事が完成しました。  

 この河童を目撃すると商売繁盛したといいます。この伝承が「かっぱ寺」という

通称の由来であり、合羽橋交差点の付近にあった「合羽橋」という橋の名も、この

伝承に由来するといわれています。  

 れっきとした禅宗のお寺である曹源寺には、河童大明神の社(写真上)とお墓と

伝える石碑があり(写真下)「てつへんへ 手向けの水や川太郎」という句が刻ま

れています。(台東区教育委員会)