三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記  9月23日  他人の目線

2012-09-23 | メンテナンスお気楽日記
「女優は観客によって、よりいっそう綺麗になる。」というのを聞いたことがあります。
そのことが、工場や生産現場にも、当てはまることがあります。

アポ(電話)なしで訪問すると、現場(おもに事務所)はムタムタ?
工場の内情が読み取れ、ちょっと心配になることがある。

その点、訪問者が多いと思われる工場は受付もしっかりしていると言うより
工場内の整理・整頓も整然と行われている。作業してても気持ちがイイ。

この違いは何なんだ。

それは、単に「社長の性格」なんて問題じゃなく、ものづくりに対する意識。
すべては、お客があっての「ものづくり」であって、「お客の為のものづくり」

よく職人は「腕があれば・技術があれば」なんて言うけれど、えてして「独りよがり」
他人(お客)のことを考えないから、商売はヘタ、いつまでたっても貧乏人。

女優は演技をする以前に「見られたい」との意識が自分に磨きをかける。

工場主も「いいモノを作りたい」気持ちは全員もっているだろう。
でも、人目に触れるのは「製品」が勝負。この「製品さえ良ければ・・」が落とし穴。

ものづくりにはものづくりの為の「設備・機械」の他に「作業環境」が大切。
このことは、中国で工場を持っている社長から聞いた。「ものづくりは人間づくり」

余談だが、中国系・韓国系の工場には他国の低賃金労働者が雇用され、その環境は
見るに堪えないものがあったと聞いた。「これじゃ品質以前の問題」らしい。

「人間づくり」のポイントは、各自の仕事をオープンにすること?
人に見られる事によって、人は自分を少しでも良く見せたいという意識が生まれる?
まかせっきりの作業も競争じゃなく切磋琢磨に変わり?現場もきれいになった?とのこと。

まだ自分には???の世界だが、なんとなく言わんとすることは理解できる。
自分だって、お客が倉庫へ機械を受け取りくると言われれば、少しは?掃除もする。

震災のあと「絆」って言葉がさかんに使われたが、
ボランティア参加者からは「一番うれしかったのは、自分自身。「ありがとう」って
言ってもらえる自分を見つけた時」そんな言葉も聞いた。

人は、人に見られることによって、あと一歩前に進める。


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