三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 1月28日 産廃産業

2013-01-29 | メンテナンスお気楽日記
             北陸の冬は、車の雪すかしから仕事が始まる。

約一か月をかけて「開発?」してきた機械は、産廃会社の依頼です。
糸の産廃処分といっても、資材活用するためには分別が必要となります。

一口に糸といっても、ポリエステル・レーヨン・ナイロンなど用途が違います。
後染め処分糸は当然のことながら、全部白色。見極めも難しいのです。

そこはプロのお仕事ですから、間違えることはありません?。
先染め糸は一度確認すれば選別が簡単ですが、用途が狭くあまり喜ばれません。

以前は撚糸加工状態で輸出出来ないか?との相談もありましたが、
ワインダーコストを計算したら、紡績材料のほうが儲けが確保できるとの事でした。

さて、今回の材料はフィルムロール?。2種類の材料が重なった状態での産廃処分。
分別ロールに巻き返すことが出来ないか?とワインダー機に話が来ました。

しかし、形から考えれば織機。それも、どこにも無い機械と用途。
色々とプランは出るが、部品を組み合わせるだけでも大変。試行錯誤の繰り返し。

図面上の部品を一から作ろうと思えば、完全に予算オーバー?
ロール一本だけでもン万円掛かる。対応としては中古部品を再?利用。

さいわい?にして、廃業工場の情報もあったので処分費に色を付けての入手。
でも、完成?が近づけば近づくほど、更なる課題が与えられる。

作業効率に使い勝手、さらに安全対策。指摘する方は楽だが、機械屋は大変。
結局、ロール捲きは処分効率が悪い?とのことで、平積みプレス梱包に対応しました。

ワインダー知識は必要ありません。ただロールの駆動と送り装置のアイデアだけです。
今回の挑戦。250kgの捲き玉は知恵とアイデアだけの未知への挑戦と学習でした。

それだけに、客先からの「ありがとう」に、うれしさもひとしお。

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