三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 3月23日 他人のフンドシ

2016-03-23 | メンテナンスお気楽日記
                新情報・三筋STL-2 24錘機 山形県の工場だそうです。

日本製のプラモデルやフィギュアを、海外にネット販売して年商ン億円の会社があるそうです。
社長は外国人で、日本製品の繊細さに目を付け「絶対に売れる」と3人から起業したそうです。

「販売」とは、売れるモノを見つけるだけでも「商い」として成立します。でも、どちらかと言うと
自分たちは「売れるモノを作る」ことにばかり、目が行き、自分の仕事から抜け出せないでいます。

「需要」があっての「販売・商い」が原則ですが、作り手が「需要」を作り出すことは極めて困難です。
せいぜい「うちの製品・技術を何かに活用出来ないか?そして、仕事が増えれば・・・」です。

それはそれで、良い事だと思うが、ヒット商品が「なぜ?売れているのか、何が?求められているのか」
考え、感じることも大切です。他社の商品を認めるからこそ、次のステップも見えてくる。


ブログを始めて他県からの「問い合わせ」も増えました。でも大半は「こんな機械ありませんか?」の
新規メールです。ああしたい、こうしたいのメンテ相談は半分以下です。

もちろん、客先の仕事内容を理解した上で、最適の情報を提供することもあります。でも、それは
自店倉庫に無い場合もある。仲間の倉庫だったり、同業者の客先工場の情報だったりします。

興味を示していただいても、まず仲間や同業者を紹介することから始まります。
いくら売れそうな?機械でも、自分の機械としてお世話するには「不安」も残ります。

「餅は餅屋」 専門職だからこその知識・技術が必要とされます。もし「知ったかぶり」でお世話すれば
一番迷惑がかかるのは客先で、自分への信頼も失う。だからこそ、その機械の専門職を紹介します。


じゃ、三筋の取り分は? 在庫も待たず、情報だけ。修理部品も無ければ、整備も心もとない?
出来ることは「こんなの探しているお客がいるョ」って仲間に連絡して、話を前に進める。

客先が下見を希望すれば、仲間の倉庫や工場へ案内します。同行しても、機械の説明も出来ない。
仲間が一生懸命説明しても、横でうなづくだけ。倉庫の他の機械の方が気になります。
これで、儲けを確保したいなんて虫のいい話。でも、見返りはちゃんとありますから心配なく。


情報が直接お金になるとは思っていない。帰ってくるのは「感謝と心づかい」
でも、この「心づかい」が自分の財産にもなり、儲け話(情報)も飛び込んでくる。

「他人のフンドシ」は、どんな逸話から出た言葉かは知らないけれど、仲間やお客のフンドシのおかげで
けっこう、楽しい思いや、楽な仕事もさせてもらっている。他人の力こそが財産です。

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