三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 10月20日 改造部品・確保

2014-10-20 | メンテナンスお気楽日記
撚糸機とは、糸自体を撚り加工をして、糸を強く丈夫にする装置です。
カバーリング機は、中心の素材に糸を捲きつけて行く装置です。両方向からの加工をWカバーと
言います。

中心素材はゴム糸であったり、金糸銀糸のラメ糸であったり、最近は炭素繊維まであります。
機能性繊維はもちろんの事、ラメ加工の様に色々の特長加工ができます。

能登方面には、特にこのラメ加工の工場が多くありましたが、長い繊維不況と高齢化?のため
次々と廃業の流れになっています。その後始末も仲間からの応援依頼のお仕事でした。


3年程前、解体する撚台のクレドール(糸管を挟む部品)が三筋ワインダーの改造にピッタリ
なのに気づき、それ以来、使い良さを説明して多くのワインダーに取り付けてきました。

ところが、いくら廃業と言っても緒っ中ある訳がない。今度は部品材料が集まらない。
中古部品改造がゆえの低価格で、新品部品には手が出せない(メーカーも廃業)

知り合いの機料店にも声を掛けてあるが、なかなか情報も入ってこない。そうこうしている内に
改造依頼の方が多くなった。機台の仕様打ち合わせで、推薦したことすら疎まれる状態。


多少あせった感もあったが、仲間の職人が話を付けてくれた。出入りの工場にWカバー専用機で
上段のクレドールだけなら、譲ってもイイとのこと。もちろん日曜返上で車を走らせた。

いくらインパクトで作業が早いと言っても、機台の下には糸が掛かっている状態。
ボルトを外しても、下に落とさない様慎重作業。なんとか102錘分の部品は確保出来た。

後は家に帰れば、改造作業が待っているが、余裕があるって、仕事も楽しめる。

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