三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 1月12日 マグネットスィッチ仕様

2017-01-12 | メンテナンスお気楽日記
まずは、仕事始めの報告と思っていましたが、6日に客先の訃報が入りました。
年明けには、部品注文の納品にいかなければ・・と思っていた矢先でした。

その工場はカバーリング機10台程で請負していましたが、社長と奥さん、そしてパートさん2名での
作業でした。葬儀の際、奥さんから「どうしょう・・」と声をかけられましたが、返す言葉がありません。

多分、廃業になると思います。だって後継者がいなければ、奥さんだけの操業は厳しい以上に、技術は
社長の頭の中でしか成り立っていない。71才は現役バリバリのはずでした。工場内での心筋梗塞でした。

同業者からは「客先は確実に減っていく」とは言われていましたが、旅先からの問い合わせで、なんとか
維持していた感もある。やはり、地元の出入り工場がなくなると、正直、寂しさが先に立ち、気もぬける。


さて、年明け一番のお年玉メンテ。意外なことに、その後「マグネットスィッチ」の依頼が続きました。
昔から「仕事は重なる」と言われていますが、正論かも知れません。

「タイマーを付けて欲しい」から始まり、「リボンブレーカーの音がうるさい」など、マグネットスィッチ
仕様のお仕事ばかりです。おかげで、中古マグネットの組み直しのため、事務所は電気屋さん状態です。

マグネットスィッチはもう何か月も触ってもいなかったのに、今度は新たに注文まで掛けました。
無接点リレーやインバーター仕様が、お客さんが喜ぶと思っていたが、どっこいまだまだマグネット仕様の
機器は頑張っているという事です。と、言うより、そのままの設備で・・の方が正解かも知れない。


時間タイマーもピンからキリまであります。機器だけで言えばアナログなら四千円、デジタル表示が希望なら
一万二千円以上。装置として組み付ければ、一万円の差が出てしまいます。

お客希望は「経費を抑えて」ですから、おいおい中古組み替えになります。マグネットスィッチさえしっかり
していれば、色々な対応も出来ます。経費的には一~二万で納まります。後はタイマーの在庫選択のみです。

もちろん、ケース組込みのしっかりした?装置の依頼もあります。それには、ケースの大きさ選びから始め
穴あけ加工や配置・配線から考えます。マグネット・スイッチ・ランプは新品で組み付けます。

機械屋おやじの電気作業といえば、赤・白・黒の電線をどこにどう、つなぐかのアナログ作業だけです。
それは、自己満足なのか?安い工料目当てなのかは、あまり考えない事にしています。でも、笑顔を
いただける事だけは、確かです。

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