三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 3月17日 出会いとふれ合い

2013-03-17 | メンテナンスお気楽日記
東京で特殊糸の製作と製品企画しているお客さんから北陸出張の連絡あり。
能登方面のニット工場との打ち合わせとのこと。宿泊は小松のホテル。

加賀市には、興味のある糸を製造している工場があるのは以前から知っていたので、
ぜひ、顔合わせと言うか話をしたいとの希望。もちろんその工場は自分の出入り先。

朝一番にホテルへお迎えに。先方は金沢に用事があるとの事で、急いでの面談。
のはずが?話に熱が入ってしまった。糸の話に加工の話、はては工場見学まで・・

機械の話なら口を挿めるが、○○メーカーの糸の特性、フィラメントの数、
加工方法に仕上げ方法。首を振ることも出来ず、真ん中に座っているだけ。

様は、合繊糸から「風合い」をどう引き出すか?らしいが、その為には
ひと手間もふた手間もかかるらしい。普通糸のような量産は難しいとのこと。

結局一時間以上もおじゃま?して、開発見本糸まで頂いた。金沢の用事は?・・・

予定が早くなり、帰りの飛行機まで時間がたっぷりとある。なによりこのまま
「ご苦労さま」じゃもったいない。といって、他の工場見学もムリがある。

思いついたのは、山中温泉菅谷地区の工芸の館「佐織」横川さんの工房?
絹糸ではあるが、蚕づくりから織りまで自分でやっている。

クズ繭を座繰りしてふた味?も違う紬を織ったり、和紙原料を絡めた特殊糸。
手作りで作る糸だから出る風合い?何かヒントがつかめるかも知れない。

案の定、座繰りの前に座り込んでしまった。ばあちゃんとの話が楽しいみたい。
プチプチ切れる糸を繋いでまた回す、手は休めることはない。手仕事の本髄。

ここでも和紙を織り込んだポーチと柿渋染めの小物を買った様だ、会長の所では
「きもし」のセーターを買っていた。なんか気を使っていただいた様な・・・
でも、気に入ってもらえたものと理解して「良し」としよう。

嬉しい情報もあった。
以前案内した、山梨で織機製作している若夫婦の所へ横川さん夫婦で寄ったと
話してくれた。出会いがふれ合いになっていることが、一番満足。

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