三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 3月26日 土曜日出張(高速割引)

2011-03-27 | メンテナンスお気楽日記
今回の出張は山梨県です。ニット工場のワインダーメンテナンス。
片道450km。一日10時間の運転はちょっと大変でした。

北陸道・上信越道・長野道・中央道・中部横断道でのコースを取りました。
安房峠ごえが一番最短でしたが、高速割引と雪道を考慮?してのルート選び。

ところが上信越の季節外れ?の雪はハンパじゃなかった。特に妙高高原は圧雪状態。
自分としても雪道走行は忘れかけていた頃なので、ハンドルにも力が入りました。

それが小布施・長野・松本あたりまで来ると好天気。山梨に入ればポカポカ陽気。
工場で話をしても「何をバカな」って感じ。信じてもらえません。

朝はまだ明るいからイイけれど、仕事を終えての帰路の頃には真っ暗。
雪の量も増えてる感じ、路肩では除雪車が待機していたが、これに捕まったら大変。
ガソリンメーターを睨みながら、必死での走行。

日本は広い?と言うより、いろんな事があるもんだ。

メンテお気楽日記 3月25日 事故糸の対応

2011-03-27 | メンテナンスお気楽日記
誰も起こしたくないのに起こるのは事故。

繊維加工の場合の事故は大きく分けて、三つの要因がある。
一つは加工機械による不良事故、二つ目は糸自体の特性又は不良、最後は人的ミス。

メンテナンスとして機械事故の原因を調べてほしいと言われても、簡単にはいかない。

まず大切なのは、「事故糸の観察」。ビリやケバ、たとえば糸切れにしたって切り口は様々。
フィラメントの切り口を拡大すれば、原因と事故要因がある程度推測できるはずなのだが・・

事故箇所の間隔、糸の艶・色など観察すべき点はまだまだある。
工場環境・機械仕様にも原因が、特に作業スピード・テンションは糸に大きく影響する。

次にしなければいけないのは、事故発見箇所からの「消去法チェック」。
これもけっこう手間がかかる。糸道を逆走しながら、すべてのガイドを確認。

ワインダーに限っては、発生状況を見れば確認ポイントをおさえる事が出来るが
これが準備機・撚台・整経機と絡んでくると、もう大変。織・編み機にいたってはド素人状態。

これに最近の特殊糸の要因が加われば、もう頭がパニック状態。