三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 3月7日 油っ気と色気

2011-03-07 | メンテナンスお気楽日記
捲き屋のおばちゃんからの電話「ストップが全部きいてない!」
神津の仕上げ捲きの仕事だから、外層の糸がボケボケ。なんでココまで放って置くの・・・

ストップシャフトが回っていないのはすぐに確認できたが、要は原因。
ベルトは回っているが、チェーンが回っていない。スリップの原因は糸クズか?でも、それらしい個所もない。

ストップシャフトを手で回しても、動かない。事故個所のアタリをつけるため「変わった事はなかった?」
帰ってきた答えが「最近キーキーうるさかった!」なんて。  「油ぎれダ!」

油も注さないでブン回しかよ、そりゃ機械も怒るわ「飯くわせ・・」
機械とは、部品と部品の組み合わせ、動く処・回る処がスムーズに動いての仕事。

特に昔の機械はベアリングが少なく、カラー仕様になっている個所が多い。
油ぎれになると、たちまち悲鳴をあげて知らせてくれるハズなのに・・・

「ネエさん(注・歳に関係ない?女の人の総称)
油と色気はビチョビチョは困りもんだが、カスカスになったら人生終わり、
油っ気が少しでもあれば、けっこうスムーズにモノゴトは動いてくれる。なんて。」

今日も油さしだけの30分仕事。そろそろ仲間との大仕事もしたい気分。