三筋北陸・ワインダー(糸捲き機)の専門機料店

繊維産業のウラ話に迫る、メンテナンスのお気楽日記。

メンテお気楽日記 2月16日 地域産業の終わり

2010-02-17 | メンテナンスお気楽日記
小松市には「糸町」という町があります。

当然、糸問屋が集まって出来た地域ですが、現在は半数以上が
宅地や糸に関係ない施設になっています。

町の名前には、木場町・鍛冶町・大工町など産業を中心としたもの
問屋町・茶屋町・三日市町など商売を中心の町が全国にあるはず。

そこには同業者が集まって商いをしていた。なぜならそこに「地の利」があったから。

北陸の糸産業が発展したのは、糸をあつかうための「湿度」環境があったから。
絹やポリエステルなどの加工湿度が適当で、良い製品ができた。

ところが、加工料対策で海外移設・環境対策?で建物のビル化・宅地化
「地の利」なんてまったく忘れられている。

ビルの中での「野菜工場」の時代に、地域産業ってものは無いのですか?