さて、すっかり寝てしまった「ワールド・エンド」。今度も自信がなかったもので、体調いい時を!という、とっても後ろ向きな鑑賞で、世の人々に非常に申し訳ない!!と、ひたすら平身低頭でござります。
と思ったところ、これが結構いい。今まで3本見てきて、「一体これは、いつの話で、どこの国のことなんだ??」と、とんとわからなかったのですが、あたしが見逃してたかなあ~。
そこがです!!今回判明。イギリスのジョージ2世の御世だったと。それもジョージ2世を表すのに、ものすごくわかる表現。イギリス生まれのテューダー朝の王様、エリザベス1世が亡くなって、スコットランドから来た王様によって始まったステュアート朝が、約100年ほど続いた後、断絶。親戚のつてを探して、ドイツからやってきたのが、このジョージ2世のおとっつあんのゲオルグさんです。すなわち、ジョージ1世。
彼はハノーヴァー選帝侯と言われる諸侯だったのですが、肝心なのは選帝侯と言うこと。これはドイツに数人しかいない、皇帝を選ぶことが出来る権利を持つ貴族でありやす。。皇帝にはなれないのですが、選ぶ権利を持ってる!ってことは、ステイタスなのですが、それにしがみついて、イギリスの王である!という自覚をあまり持っていなかった王様でもあったと。
そこんところが見事に出てた!!おまけに、ジョージ2世を紹介する時に、ちゃんと「選帝侯である!!!」と言うあたりを強調してたのが、あたし的には、好感度アップでありました。
でもって、イギリス海軍が乗った船の名前が「アン女王の復讐」ときたもんだ!!アン女王とは、そのステュアート朝、最後の王様で、ドイツの貴族なんぞに王位を渡さなければならないのか・・・と、きっと忸怩たる思いで亡くなったのでは!その辺が船の名前に出てます。
ということは、アン女王の後のイギリスの話ですから、イギリス国旗も、アイルランドを併合した後で、現在のユニオン・ジャックと同じ、斜めにも赤線が入ってるもの。そこもきちんと描かれてて、その辺で私の満足度はいい按配。
あとは、もう普通のドタバタをそれなりに楽しませていただいたのですが、スペインの力はそんなになかったのでは!と想像します。でも、スペインが頑迷にカトリックを押しつけている・・と言う姿を皮肉っぽく描こうとしているのは、よくわかる。
すいません、ジョニーさんに萌えないあたしは、何を見てるんじゃ!という見方ですが、今までの3回の中で、どうにも納得いかなかったあたりが描かれてて、あたし的には嬉しい誤算でありました。
全編、大仰な怪物も出ず、物語としてはきちんとした作り。おまけに見せ方がうまい。この辺は監督さんの違いだなあと感じました。ただ、目にトンとなれない脇役さんたちは、しっくりとなじまなかったなああ。お祭りに加わってないっていう感じがしました。
ジョニーさんと言えば、あたしは「フェイク」とか、「ブレイブ」とか、「ニック・オブ・タイム」とかの、彼に見事な演技力を堪能できる映画が好きだったのですが、なんだか彼の演技力というより、彼の人気がまず前提にあって、作られているのではないか・・と言う映画が多いような気がしてなりません。あたしの勝手な思い込みでしょうかね~。
◎◎◎○
「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」
監督 ロブ・マーシャル
出演 ジョニー・デップ ぺネロぺ・クルス イアン・マクシェーン ジェフリー・ラッシュ アストリッド・ベルジェ=フリスベ サム・クラフリン
と思ったところ、これが結構いい。今まで3本見てきて、「一体これは、いつの話で、どこの国のことなんだ??」と、とんとわからなかったのですが、あたしが見逃してたかなあ~。
そこがです!!今回判明。イギリスのジョージ2世の御世だったと。それもジョージ2世を表すのに、ものすごくわかる表現。イギリス生まれのテューダー朝の王様、エリザベス1世が亡くなって、スコットランドから来た王様によって始まったステュアート朝が、約100年ほど続いた後、断絶。親戚のつてを探して、ドイツからやってきたのが、このジョージ2世のおとっつあんのゲオルグさんです。すなわち、ジョージ1世。
彼はハノーヴァー選帝侯と言われる諸侯だったのですが、肝心なのは選帝侯と言うこと。これはドイツに数人しかいない、皇帝を選ぶことが出来る権利を持つ貴族でありやす。。皇帝にはなれないのですが、選ぶ権利を持ってる!ってことは、ステイタスなのですが、それにしがみついて、イギリスの王である!という自覚をあまり持っていなかった王様でもあったと。
そこんところが見事に出てた!!おまけに、ジョージ2世を紹介する時に、ちゃんと「選帝侯である!!!」と言うあたりを強調してたのが、あたし的には、好感度アップでありました。
でもって、イギリス海軍が乗った船の名前が「アン女王の復讐」ときたもんだ!!アン女王とは、そのステュアート朝、最後の王様で、ドイツの貴族なんぞに王位を渡さなければならないのか・・・と、きっと忸怩たる思いで亡くなったのでは!その辺が船の名前に出てます。
ということは、アン女王の後のイギリスの話ですから、イギリス国旗も、アイルランドを併合した後で、現在のユニオン・ジャックと同じ、斜めにも赤線が入ってるもの。そこもきちんと描かれてて、その辺で私の満足度はいい按配。
あとは、もう普通のドタバタをそれなりに楽しませていただいたのですが、スペインの力はそんなになかったのでは!と想像します。でも、スペインが頑迷にカトリックを押しつけている・・と言う姿を皮肉っぽく描こうとしているのは、よくわかる。
すいません、ジョニーさんに萌えないあたしは、何を見てるんじゃ!という見方ですが、今までの3回の中で、どうにも納得いかなかったあたりが描かれてて、あたし的には嬉しい誤算でありました。
全編、大仰な怪物も出ず、物語としてはきちんとした作り。おまけに見せ方がうまい。この辺は監督さんの違いだなあと感じました。ただ、目にトンとなれない脇役さんたちは、しっくりとなじまなかったなああ。お祭りに加わってないっていう感じがしました。
ジョニーさんと言えば、あたしは「フェイク」とか、「ブレイブ」とか、「ニック・オブ・タイム」とかの、彼に見事な演技力を堪能できる映画が好きだったのですが、なんだか彼の演技力というより、彼の人気がまず前提にあって、作られているのではないか・・と言う映画が多いような気がしてなりません。あたしの勝手な思い込みでしょうかね~。
◎◎◎○
「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」
監督 ロブ・マーシャル
出演 ジョニー・デップ ぺネロぺ・クルス イアン・マクシェーン ジェフリー・ラッシュ アストリッド・ベルジェ=フリスベ サム・クラフリン
フェイク [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
ポニーキャニオン |
ニック・オブ・タイム [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン |
ブレイブ [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
ビクターエンタテインメント |
今回の作品は、歴史家としてのツボだったというか、ちょうどその辺の国と時代を見直してたもので、ちょっと勉強になったのが、好評な原因です。
違う空気は感じました。
ジョニーさんも違って見えてくるんで、不思議です。
>すっかり寝てしまった「ワールド・エンド」。
と、前作は何かと評判悪いですが、私としては前作の方が好きですかね。
今回のは、監督が変わると“らしさ”が減っちゃうんですかねぇ?、やっぱ何となく違う映画でした。
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
べつにどの時代のなんでもいいんですが、きちんと歴史的に描いてもらうと、妙にうれしくなります。
ジョニーに萌えても、んーーーって感じでしたね。
なんかいつもと違って、ちゃんとしすぎて物足りないんですよね~
まあそのぶんちゃんとした映画になっているような気もしますが(笑)
私もフェイク好きです!!
仕事を選ばないと、そうなるか。
「ナインス・ゲート」なんて仕様もないのもありましたね。
「ブレイブ」は、自分の出自を考えたみたいな感じでしたが、結構印象に残ってます。
でも、「ブレイブ」って本人の監督でしたよね。
もう、そんな興味は無いのか。
ほんとに気軽に見てたら、王様紹介のくだりあたりで、「おぉ!これはいつもと違うぞ」と、身を乗り出してました。
やはりジョニデの演技力の粋を味わえるものは、最近少ないですよね。
ブラピさんあたりと、違う方向だなあと思います。
「シザー・ハンズ」ですか!ウィノナもアリですかね。
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m
いやぁ~このsakuraiさんのレビューを読んでから、
この映画を観たらもっと面白かったかも(笑)
日本でも今年初めて興収50億円を突破したドル箱映画、
ワールドワイドに“稼げる”作品ですが、
観光映画だった『ツーリスト』といい、このシリーズといい、
ジョニデの個性的な演技力は確かに陰をひそめてしまいました><
ここはひとつ、『シザーハンズ2』なんてどうでしょ(笑)?!
私も思いっきり後ろ向きの気持ちだったのですが、結構見れました。
そこは監督の違いかなあと感じました。
オリーブリーさんに、怒られるんじゃないかと、はらはらどきどきだったんですが、よかった。
いままで、そこに引っかからなかったということは、きっと時代を表すものは出てなかったと想像します、はい。
今度やる講座のネタなんで、講座が終わったらUPしますね。乞うご期待!
僕も3作目は「うーむ・・・」という感想だったので、後ろ向きだったんですが、本作は楽しめました。
このシリーズは素直にエンタメしたほうがおもしろいなじゃなかなと思います。
キャラは立っていますし、この線でいけばいくらでもシリーズが作れそうな感じがします。
気になるトコであるのは間違いないですもん!
って、「呪われた~」からの三部作を観てもね、時系列が戻るエピなんかもあるんで、ジャックって、一体いくつなのよ…と(爆)
ちょっと、パンフ引っ張り出して、時代背景の解説ないか観てみよ。
あっ、お勉強コーナー書いてください(笑)
ちょうど、「宮廷画家ゴヤは見た」のちょっと前のころの時代になりますんで、スペインのなりふり構わないカトリックに執着するのも、わからないでもないです。
何処まで行くのかわかりませんが、金とれる限りは、やるのかね。
「フェイク」!この映画すごかった。何と言っても普通すぎるジョニーさんがすごかったです。
選帝候=お菓子好き
という方程式が(T_T)
お勉強になりました。
ラストまでまったく語られなかったスペイン勢の動機はお見事でしたね。
にしても、露骨に「レイダース」な映画だったな、と。好き。
あとの2・3は蛇足と言うか…。
だから、今回は、いっそパスろうかと思ってたら、けっこううまくまとまっていて、楽しんでこれました。
ジャック・スパロウは、ジョニーではなく、ジャックと思うことにしています。
フェイクのジョニー、懐かしいですね~。
最初は、「カリブの海賊」が映画になるんだって!から始まったのが、よくもここまで大きくなったもんだと思いますよ。
すべてはジョニーさんのおかげなんでしょうがね。
ブッダ。早々に行きます。
ジョニーさんファンや、シリーズ大好きな方には、怒られそうですが、なんだか映画的にとってもまとまってて、今までで、一番きちんと作られてると思いました。
寝なかったし・・。
脇役に目が慣れませんでしたが、次回も出そうですね。まあ、付き合いますわ。
脇役というかさすがのペネロペさんも今回初登場だとちと馴染まないかなぁ。でも次からはもうすぐ馴染むでしょうけどね。(笑)
P.S. ブッダ観てきました!やっぱいいです。
コメントありがとうございました。
2つの記事には後ほど伺いますね。
わあ~結構評価高い!と思ったら、
別の観方でしたね。これはやはりジョニ―
ファンやこのシリ―ズへの思い入れのある方
には良いでしょうね。
てなわけで私は今一つ乗れず、、、、。
時間も長いもんで、睡魔に襲われて
しまいました(笑)
そうそう脇役のキ―ラやブルームが降板。
その代わりと言っちゃなんですが。
あの人魚役の方と宣教師の方が入ったようで。
かなり地味目でしたね。