山とランニングの日記(旧ブログ goo)

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北岳バットレス、15ピッチ登り切りました

2010-08-29 23:00:35 | 無積雪期登山

南アルプスの北岳バットレスを登ってきました(8月27日入山、29日下山)。

当初の予定は、dガリー大滝~ピラミッドフェース~第四尾根~中央稜の予定でした。が、dガリー大滝を登っている間にタッチの差で少し遅れてきたパーティに先にピラミッドフェースに取り付かれてしまったため、急遽隣の下部フランケに変更しました。
下部フランケは私たち二人の独占状態で、後続に追い立てられることもなく快適なクライミングでした。ただ、予想以上に難しく、しかも残置ピトンが少なく緊張の連続で、第四尾根に合流したころにはかなりバテ気味。加えて四尾根は混雑してかなり待たされたこともあって時間切れで中央稜への継続は諦めました。
それでも、dガリー大滝~下部フランケ~第四尾根全体で15ピッチの登攀、北岳頂上まで登り切りました。充実した登攀だったので満足しています。

今回のパートナーは、 「FunClimbクラブ」(詳しくはこちら)のうりうさん。初めての本番アルパインクライミングは十分満足されたのではないでしょうか(緊張の連続でかなりお疲れの様子でしたが)。

詳しくは後日アップします。


朝焼けの中、バットレスの取り付きのDガリー大滝を目指す。正面がピラミッドフェース。


前半の下部フランケ登攀の様子。なかなか厳しかったです。
ルートの資料は、「チャレンジ!アルパインクライミング」のコピーを持参したのですが、自宅に戻って「日本のクラシックルート」を見たら、こちらの方が正解ですね。これがルート図以上に実際が難しく感じた原因でした。やたらホールドの細かいフェースがあったのですが、日本のクラシックルートでは、Ⅳ+,A1(Ⅵ)でした。これなら納得です。

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後半の第四尾根登攀の様子(先行パーティ)。


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