山とランニングの日記(旧ブログ goo)

山やランについてのブログです。メインサイトはhttp://asakaki.blogspot.jp/で毎日更新しています。

リードクライミング中のトラブル

2009-06-17 07:04:14 | フリークライミング

先日の御在所岳藤内壁の一の壁で、リードクライミング中にちょっとしたトラブル。冷や汗かいてしまいました。

アンカーボルトのヘッドとハンガープレートの間に10mmのロープが右の写真のように挟まってしまい、ロープは完全にロック状態となってしまいました。ちなみにカラビナはロープを挟んではいませんでした。※右の写真は状況を説明するために加工したもので現場ではないです

ロックしたのがわたしの位置から3本下のアンカーだったので(約10m下)、必然的にわたしは壁の途中で身動きがとれなくなってしまったのです(上にも下にも行けない)。

悩んだあげく、目の前のランニングビレーを、長いスリングを連結して段階的に位置を下げながら、スリングを掴んでロックした3本下のアンカーまで下りていくことにしました。とっても緊張し、「本当にこれで良いのか」何度も見直しながらゆっくり下りていきました。

最終的に、アンカー2本分下りたところで弛んできたロープを固定して懸垂下降をしようとごちゃごちゃしていたら、隣のルートを上ってきた方が悪銭苦闘している私を見るに見かねて、手を伸ばしてロープをボルトから外してくれました。無様でした

帰宅後、Webでアンカーをいろいろ調べたのですが、現在普通に販売されているアンカーはボルトとハンガープレートの隙間は10mmのロープが挟まるような幅はないようです。でも実際には隙間の大きなアンカーも設置されているわけで、ロープの流れを、こういったことも配慮してランニングビレーをセットしないといけないということだと思います。